今年8月27日、自身のInstagramアカウント上で「元気になって、帰ってきたい」とガン闘病中であることを公表した総合格闘家の山本"KID"徳郁氏。
その後、改めて週刊誌に掲載された近影は、消化器系のガン治療で長期滞在していたグアムにて撮影されたと見られる。親しい知人らと会食をする様子だったが、車椅子に腰掛けやつれてしまった姿には、悲しみと応援の声が溢れていた。
あれだけ強靭な肉体を持っていた山本KID氏だけに、驚異的な回復力で復帰にこぎ着けてくれるのでは多くの人が信じていた...。
9月18日、山本KID氏率いるKRAZY BEE・スポーツジムYSAの公式Twitterアカウントより、以下のようなお知らせを発信した。
山本KID徳郁を応援して下さった皆様へ
山本KID徳郁(享年41歳6ヶ月)が、本日9月18日に逝去致しました。生前に応援、ご支援をして頂きました関係各位、ファンの皆様に本人に変わり御礼申しげます。
尚、山本家、家族、友人への取材等はご遠慮頂き、ご配慮頂けますようお願い申し上げます。
KRAZYBEE
享年41というあまりにも早すぎる急逝には衝撃が走り、多くの追悼コメントが寄せられている。
「そんな馬鹿な つい最近闘病中なのを公表したばかりじゃん」
「格闘技ファンとしては純粋に悲しい」
「最近有名人がガンで死ぬの多すぎだろ」
「すごく悲しい。言葉で表現できない。ご冥福をお祈り申し上げます」
また、訃報の直前には姉である山本美憂氏が、石岡沙織選手に勝利した7月29日RIZINさいたまスーパーアリーナ大会の約3週間前となる7月9日に収録されたインタビューが公開されており、そこには「1秒でも離れたくないと思ってキャンセルしようと思った。」といった葛藤が吐露されており、これに対してKID氏は「やっぱり出ないとダメ」「ここで美憂は勝って勝ち癖つけないとダメだよ」「絶対勝てるから」と病室から後押ししていたという。
格闘ファンのみならずお茶の間にも格闘技の魅力を届けてくれた山本"KID"徳郁氏のファイトスタイルは最後まで健在だった。心よりご冥福をお祈り申し上げます。(文◎編集部)
【関連記事】
●樹木希林さんがある女優をセクハラから救っていた パワハラ・セクハラが酷かった昭和映画界のイイ話
●さくらももこさんが亡くなる原因となった「がん」について 死亡者数は60年前の約4倍
●「みんなで行ったトンカツ屋さんにまた行きたいね」 大好きだった母親に暴力を振るい続けた59歳の息子