みんなの党の公認候補として東京選挙区から出馬している桐島ローランド氏。ハンサムな外見とソフトな語り口で大量に票を集めるかと期待されたが、実は意外と健闘できていない。事前調査によると、ローランド氏の公認発表前には「1議席獲得は確実」と見なされたみんなの党は、ローランド氏の公認発表以降は一気に下落。当選ラインの下を這っている。
当初、そのローランド氏の選挙活動につきっきりだったのが母親の桐島洋子氏だ。大宅壮一ノンフィクション賞受賞の有名作家である母親の知名度を利用しているかのような選挙活動は、週刊誌に「"おかあさんといっしょ"とからかわれた」と揶揄された。
これがローランド氏にはものすごくショックだったらしく、以降は洋子氏の応援を封じてしまった。そして7月13日に有楽町で行った街宣では「僕はマザコンではありません」ときっぱり否定している。
だが実際の洋子氏の影響力はそんなに大きくないようだ。公示日の4日、有楽町駅前で洋子氏は演説するローランド氏を見守っていた。その姿は明らかに子どもを心配する母親だったのだが......。
その洋子氏にひとりの若い選挙スタッフがすたすたと近づき、ローランド氏のビラを渡そうとした。選挙スタッフは洋子氏をローランド氏の母親とは知らず、一般聴衆のひとりと勘違いしたらしい。苦笑いしながらやんわりと、それを断る洋子氏の姿が目撃された。
それにしてもみんなの党の選挙スタッフが桐島洋子氏の存在も知らないとは......。
Written by 安積明子
Photo by Michal Marcol
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