たぶん相当に党内の批判が堪えたのだろうなあ、解党騒動の首謀者の前原誠司元外相と細野豪志民主党政調会長が19日、休会中にもかかわらず、グループの会合を開いた。これが笑ってしまうんだなあ。細野氏の自誓会では、①来年の参院選まで新党を結成する、②共産党とは組まない、③「解党」という言葉は使わない、と決めたらしい。
そんなこと決められたら、政調会長会見でどうしても、細野氏に「解党」と言わせたくなっちゃうじゃないの(笑)。
●岡田代表に食い下がらず辞表も叩き付けない細野豪志
でも、どうして細野氏はまだ政調会長の座にいるんだろうか。今年1月18日の代表選で、細野氏は第1回目の投票で298ポイントを獲得し、294ポイントの岡田克也代表より多かった。4ポイントでも勝ちは勝ち。なのに扱いは、168ポイントで第2回目の投票に参加できなかった長妻昭元厚労相より"下"よ!
たとえば維新の党との政策協議では、あちらのトップは井坂信彦政調会長なのに、そのカウンターパートナーとして岡田氏が指名したのは代表代行の長妻氏。細野氏はその補佐役だ。ちなみに井坂氏と彼を補佐する井出庸生政調会長代理は当選2期。2人足しても4期で、当選6期の細野氏に及ばないのに......。
細野氏はこんなことに甘んじていていいの? 白髪を染めるのを止めてジジイになろうとしているのはいいけど、これじゃ単なるジジイじゃないの? なぜ辞表を突き付けないの? 岡田代表に、「どうして枝野(幸男氏)を幹事長にしたんですか!私じゃないんですか! どうして私の上に、私よりもポイントがとれなかった長妻と代表選に出馬すらできなかった蓮舫がいるんですか! すぐさまどけてください!」と喰い下がらないの?
それを言えたら、解党を主張する資格があるっちゅうもんですけど、あかんやないですか! 19日の自誓会の会合では「江田氏に乗せられたのでは?」という意見も出たらしいけど、身内からもそういうふうに見えること自体、失敗ということじゃないですか!
そもそもなぜあの2人となんですか? ジョーカーを引くのは細野氏であることは、報道当初から明らかなんですけど......。
天下を狙うなら、行動をともにする相手を選ぶのを慎重に! そして路チューする時も慎重に! でも天下を狙わなくてもこれらには慎重に! 以上をきちんと守れば、細野氏にも天下をとる日が来るかモナ。
Written by 安積明子
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