民進党の代表選、盛り上がりませーん(笑)。いえ、盛り上がってほしいから一生懸命に取材してますけど、全然盛り上がらないんですよ! だって党内では、「もう蓮舫でいいんじゃね?」みたいな声が多いです。「蓮舫嫌いだけど、今回は蓮舫に入れるわ」という議員もいました。
嫌いならどうして入れるの? と思うんですけどね。嫌いな人を代表におしいただいて、これから政党活動をしていくつもりなんでしょうか?あの議員、もしかしてマゾなんでしょうか?
まあ、「代表選をしなきゃ、党の存在感がなくなるから、背に腹は代えられない」ということなんでしょうけどね。
でもね、「代表選なんて、しなくていい」という意見も耳にしました。ある幹部の人が話したそうです。「だいたい共産党との共闘は、水面下で行うべきもので、争点なんぞにしてはならない」とのこと。「小沢一郎は2009年の衆院選で水面下で共産党と協議し、多くの共産党の小選挙区候補を降ろして政権を獲った」と言っていたそうです。
この件について共産党関係者からも、同じことを聞きました。「うちもねー。お金に困っていたということもあってねー」と言っていました。小選挙区での出馬には300万円の供託金が必要なので、共産党が100選挙区で候補を降ろしたなら、それだけで3億円たすかるということになります。
それだけではありません。いくら「負け」とわかっていても、ポスター貼りなど一定の活動はしなければならない。貼るための人件費は党員にやらせばほとんどかからないにしても、ポスター代金は踏み倒すわけにはいかない......。
ということなので、2009年の衆院選は民主党にとっても共産党にとっても、WIN‐WINの関係だったわけですよ。
でもね。だからといって「小沢待望論」に繋がるわけではないようです。だって小沢さんが民進党に参加したら、岡田克也代表だって野田佳彦前首相だって、ふっとんじゃいますから......。というより、「小沢一郎には山本太郎がもれなく付いてくる!!」という感じですからねえ......。
そうなれば党名は、「民進党と生活と山本太郎と仲間たち」でしょうか? 民進党からは「そんな仲間なんか、いらん!」という声が上がることは間違いないですが。
Written by 安積明子
Photo by 一番じゃなきゃダメですか?
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