政治家というのは「性事家」のレッテルを貼られたら、終生それを背負っていかないといけないのでしょうね。いまだに「モナ男」と呼ばれている細野豪志氏は本当にお気の毒です。
同じようなレッテルを貼られているのが山尾志桜里氏。もっとも山尾氏は「リン子」とは呼ばれていませんけど。
さてその山尾氏の「お相手」と各週刊誌で報道された8歳下の弁護士が、離婚するそうです。週刊文春が報じました。奥さんとの間に小さな子どもがいるそうですが、その親権は父親側にわたるそうです。
同誌によると、奥さんの身体の調子が悪いために、親権を「泣く泣く手放した」とのこと。一方で弁護士側に立つ人からは、「倉持は親権を求めていなかった」との主張もあります。
でもそれって、子どもに可哀想じゃありませんか?父親から「いらんわ」と言われたように聞こえるじゃないですか。そもそもいくら体調が悪くても、小さな子どもの親権を母親が手放す例は少ないと思います。
経済的な事情なら、父親からガッポリともらえばいい。それを許さない事情でもあるのでしょうか。まあ他人の家庭のことですから、これ以上は関知しませんが。
ところで12月8日のイベントで、山尾氏は「政治家って『一生の仕事』というのはやめた方がいい」と言ったそうです。何かふっきれたんですかね。あるいは、お相手とされる弁護士の離婚報道とほぼ同時期なので「なんらかの"達成感"があったのか」などと勘繰りたくなります。
いずれにしろ選挙期間に地元の飲食店で「飯がまずくなる」と他のお客さんから罵倒されたことにも必死に耐え、「憲法と子育て問題をやらせてください」と有権者に懇願したあの山尾氏とは、政治に対する熱意という点で見ればまるで別人ですね。
もっとも、スキャンダル発覚前に言われていたような「将来は女性総理」などという待望論は全く聞こえなくなりました。将来の芽が出る可能性のないところにウジウジといたくないということでしょうか。でもそれって、夢も希望もありませんよね。
文◎安積明子