2017年は酉年でした。酉年は政変の年だと言われますが、本当に政変でしたよね。ただし「政治が変わった」のではなく、「政治が変」な年でした。
特徴的なのは、「女性の活躍」が目立ったことでしょうか。もっとも良いことばかりとは限りません。今井絵理子参議院議員や山尾志桜里衆議院議員の不倫疑惑がありました。どちらも男女の関係を否定していますが、カッコ悪いですね。
何かを隠しているようで、潔さがない。これについては「政治家としての能力は別」という意見もありますが、ならば真実を言っちゃった方が良いんじゃないですか。恋愛自由のフランスだって、隠していたら「ウソくさい政治家」のレッテルを貼られるでしょうに。
それにね。そもそも自分のことも制することもできないで、なーにが政治能力だと思うんですけど。
潔さがなかった点では、民進党代表だった蓮舫氏の二重国籍疑惑もそうでしたね。いまだにわからないのは、最終的に戸籍を開示したのに、なぜもっと早くできなかったのかという点。疑惑が持ち上がってから戸籍をせっせと作っていたわけではないでしょ(戸籍はせっせと作るものではありませんけど)。
2017年前半好調だった小池百合子東京都知事は、後半になって勢いがなくなりました。もうちょっと好運が続いていれば、もしかして国政をもモノにできたかもしれませんのにね。
その運を吸い上げてしまったのは誰でしょうか。「小池知事とwith B」のB役の若狭勝氏でしょうか、細野豪志氏でしょうか。若狭氏は衆院選で落選しましたが、その後はテレビで大活躍。国会議員だった頃よりも生き生きしていますね。
一方で細野氏はなんだか元気がありません。元気いっぱいならたまーに「モナ男!」とか書いちゃってもいいかなーと思うんですが、可哀想でとても書けない、書けないわ、「モナ男」なんて!(と、2回も「モナ男」と書いた。あっ、3回だ!)
なので、小池知事の運を若狭氏がとっちゃったのか、それとも細野氏が消しちゃったのか、判断がつきません。まあ、こんなことわからなくてもいいことだから、ほっといて次いこ、次。
あっ、すみません。次はありません。そんなにあったら、忙しくてたまらない。というか、来年こそは変なことが減っていますように。でも減ってしまったら、このコラム書けませんわ、あはは。
ということで、笑う門に福来るということで、来年もどうぞ宜しくお願いします。
文◎安積明子(政治ジャーナリスト)
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