再開発が進む西成。府民の胃袋を支えているスーパー玉出に迷惑な話
クリオネや金魚を「鮮魚」として販売するなど独特な品揃えとその安さ、そしてなにより看板の派手さでお馴染みの「スーパー玉出」創業者である前田託次(たくじ)容疑者(74)が逮捕された。
前田容疑者は6月までスーパー玉出を運営していた「株式会社スーパー玉出」社長であり、直接の容疑は大阪市西成区の歓楽街「飛田新地」で売春に使われる店舗を暴力団幹部に貸し、売春の売り上げと知りながら賃料を受け取っていたという組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)。
この激安スーパー玉出の創業者逮捕というニュースは大きな話題になるとともに、飛田新地の売春摘発という一報には「只の飲食店しかないのに売春だと??」「なんだよ自由恋愛じゃないのか」「飛田新地は暴力団が一切関わってないってやっぱ嘘じゃねえか」といった驚きの声も。
もちろん先日決定したばかりの大阪万国博覧会の影響から「万博が決定した事で歌舞伎町の様に、大阪も色々と粛正されるのか?」「大阪万博が決まったから浄化作戦開始ってことだろ」といった浄化作戦の一環なのではという憶測も横行している。
この意見には否定的なコメントもあり、「非ヤクザが摘発されたら終わりの始まりだけどまだそれは無い」と今回の摘発は暴力団組織が絡んだためのものではとの見解もある。
また、身売りに関しては、
「でも玉出は埼玉のスーパーにもう身売りしているんだろ? 埼玉のスーパーかわいそう」
「これを見越しての身売りだったのか」
といった逮捕を予見しての身売りではという深読みも。
実際に今年の5月には飛田新地及び松島新地での売春に関与したとして暴力団幹部が逮捕されており、6月には極めて利益率の高いスーパー玉出が突然の売却、そして今月には5月に逮捕された暴力団幹部からの資金が流れていたとして元スーパー玉出社長の前田容疑者が逮捕という道筋は出来すぎているとして改めて話題を集めることに。
いずれにせよスーパー玉出自体は既に新しい企業の傘下で事業展開しているため、経営に影響は無いとみられているが、飛田新地や松島新地には今後、浄化作戦が及んでいくことになるのだろうか。(文◎編集部)
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