昨今では政府も本腰を入れ始めたと報じられる「キャッシュレス化」の波。メディアでも取り上げられる機会が増えてきているようだが、このキャッシュレス化報道が物議を醸すことになりました。
問題視されることになったのは4月20日に放送された「スッキリ」(日本テレビ)のワンコーナー、スッキリTOUCH。
「キャッシュレス決済に対応しているという鮮魚店」として紹介された店舗が、クレジットカード決済を「2000円以上から使えます」と独自に下限を設け、店内に注意書きしている様子を放送してしまったのです。
このクレジットカード利用に下限金額を設けたり、「ランチタイムは使えません」など時間を区切ったり、「クレジットカード手数料5%を上乗せさせて頂きます」と利用者に手数料を請求するといった対応は、クレジットカード会社との規約違反に該当する可能性が濃厚であるため騒動に発展。
この騒動で初めて自身の通っている店がクレジットカード規約違反店舗であると気づいた者も多く、クレジットカード裏にある連絡先から通報も可能であるということも周知されたため、通報者が続出するという事態になります。
また、違反店舗での支払い現場で突然クレジットカード決済のトラブルが発生してしまった場合の対応策も考えられることに。
「規約違反を指摘してカード決済したいと言うべき」
「物理的に決済出来ないことはないんだし」
「なんもわかってないバイトがレジやっててもお前ら同じこと言えんの?」
もちろん規約違反という問題はあるものの、違反した場合のペナルティも無ければ、やめさせる法的根拠もない訳です。
さらにはクレジットカード会社へ通報した後にとられる対応も是正勧告のみとなり、表現が「現金特価」「クレジットカード決済のみ通常価格」といったものに変更されてしまえばユーザーは手も足も出ない状況となります。
この一例を見るだけでもまだまだキャッシュレス化には遠い道のりがあるようにも見えますが、なんらかのイノベーションがこの道程を一気に縮めてくれるのでしょうか。(文◎編集部)
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