アップアップガールズ(仮)が10月28日、東京・新宿BLAZEにて『アップアップガールズ(仮)〜Road to Live of All Songs〜』というライブを開催しました。このライブは、12月27日にZepp Tokyoで行われる"全曲ライブ"『アップアップガールズ(仮)Live of All Songs 〜立ち続ける事〜』の前哨戦となるもの。昼公演と夜公演で、アプガの持ち曲全80曲を主にショートバージョンで披露しました。
いわば"本番"となる12月27日の『アップアップガールズ(仮)Live of All Songs 〜立ち続ける事〜』は、全8時間の3部構成となる1本のライブ。アプガの持ち曲全80曲をすべてフルコーラス(Remixバージョンやバラードバージョンもあるかも?)で披露するというものです。その"前哨戦"となる10月28日のライブでは、昼夜合わせて約4時間半の公演で、持ち歌80曲をショートバージョンでパフォーマンスしたというわけです。
持ち曲をすべて披露するという意味では、今回のライブもそれだけで十分に"普通の全曲ライブ"なのです。にもかかわらず、あくまでも"前哨戦"として、何なら肩慣らし程度な雰囲気を出しながら、それでいて当たり前のように全力で、でもまったく疲れを知らないかのようなケロっとした表情で、80曲を歌いきるのですから、これはもう本当にとんでもない! アスリート系アイドルとしてアプガが、極まりまくっています。
この日の公演は昼夜ともに、YouTubeで生配信され、さらにその映像はアーカイブとしていつでも誰でも無料で観られる状態にあります。十分に"普通の全曲ライブ"なのだから、DVD化して売り出してもいいくらいなのに、12月27日の本番に向けた予習復習用に公開してしまうというのも、これまたとんでもない。もちろん太っ腹ということもありますが、それ以上にアプガをもっともっと多くの人に知ってもらいたいというシンプルな熱意が伝わってきます。
アップアップガールズ(仮) 〜Road to Live of All Songs〜 昼公演 - YouTube
アップアップガールズ(仮) 〜Road to Live of All Songs〜 夜公演 - YouTube
夜公演、最後の曲を前にしたMCでメンバーの古川小夏はこんなことを話していました。
「どうやったらアプガファミリーの輪が広がっていくかなあとか、アプガの曲を多くの方に聞いてもらえるかなあとか、いっぱい模索して考えて、やれることはすべてやって、12月27日に臨みたいなと思います」
この「やれることはすべてやって」という言葉は、まさに今のアプガを象徴しているものであり、そして今のアプガの"面白さ"を支える要素なのです。
それこそ、前哨戦のライブ映像を惜しむことなく全編公開するのも、「やれることはすべてやって」のひとつ。メンバーの佐保明梨が「#さほうた」というハッシュタグをつけて、毎日アプガの曲を歌っている動画をツイッターで公開しているのも、「やれることすべてやって」の一環でしょう。
さらに11月6日には両A面シングル『愛愛ファイヤー!!/私達(with Friend)』が発売されるのですが、YouTubeでは正式なミュージックビデオだけでなく、『愛愛ファイヤー!! 水着で踊ってみた』という動画も公開しています。そんな大盤振る舞いまでしてくれるなんて、まさに「やれることはすべてやって」に感謝です!
愛愛ファイヤー!! 水着で踊ってみた アップアップガールズ(仮) - YouTube
そして、ガッツリビキニでメンバー全員が踊っているこの動画ですが、これまた様々な楽しみ方ができるのです。振り付けの細かい部分を研究するもよし、セクシーな女性らしさを堪能するもよし、キレキレのダンスを踊っているメンバーたちの筋肉がどう動いているかを観察するもよし。アスリート系アイドルとしてエクストリームな方向へと突き進むアプガの魅力が詰まっています。
2017年から2018年にかけて、多くの女性アイドルグループが解散しました。アプガと共演の多かったPASSPO☆、レーベルメイトのバニラビーンズやアイドルネッサンス、そしてハロプロエッグの同期で"チーム・負けん気"として一緒に活動したチャオ ベッラ チンクエッティと、アプガと縁が深いグループも次々と解散しました。こういった状況のなかで、「12月27日に全曲ライブをやったら、完全燃焼って感じでアプガ、解散しちゃうの?」とファンから聞かれることが多いと、メンバーの森咲樹は前哨戦夜公演のMCで話しています。しかし、森はこう続けます。
「私たちは、まだまだ走っていくぞという意味を込めて、12月27日の全曲ライブをやりたいと思います」
なんと頼もしい言葉でしょう。そして、12月27日に行われる8時間80曲の全曲ライブを成功したアプガが、どんな未来に向かっていくのかを考えたら、今からワクワクが止まらないというものです。
ちなみに、全曲ライブの4日後、12月31日にはももいろクローバーZが主催する『ゆく桃くる桃 第2回ももいろ歌合戦』(パシフィコ横浜国立大ホール)に出演します。全曲ライブの余韻が冷めやらぬまま、いきなり対外試合に挑んでいくというのが、またアプガらしい展開ではありませんか! 2018年の年末に向かって、アプガがこれまで以上に面白くなっていくことは間違いありません。アプガの未来はこれからだ!(文◎大塚ナギサ)
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