過去には週刊誌や新聞にリーク情報を掲載してもらうという敷居の高さがあった「告発モノ」ですが、昨今では誰もが手軽にインターネット上で発信できてしまいます。
特にSNS上での告発は連日のように行われているため、人々の共感や関心をひこうと使われる言葉も大げさなものや過激なものになりがちです。
そんな騒動が今日も発生しています。
騒動の舞台となったのは、PC向けオンライントレーディングカードゲーム「シャドウバース」の賞金総額1000万円という大型大会「RAGE 2018 Summer」の東日本予選。
オフィシャルサイト https://rage-esports.jp/2018summer/
女性同士の対戦があったようで、カードゲームの勝負で勝利となった女性が、敗者から実際に物理的な攻撃を受けたという告発がTwitter上で行われたのです。以下、抜粋します。
「皆さん、●●さんには気をつけて下さい。
いきなり襲われて目を負傷しました。
状態は今も目が開けられないです。
目の中を爪で思い切りグリってやられてそれが1、2分近く続きました。
因みに私はTwitterでは少し絡んだ程度で実際の面識なかったです。
今、湾岸警察署にて聴取を受けています
後ほど詳しく内容をTwitterに書きます
......警察呼んだことにより
夏のRAGE落ちたり出入り禁止になったら嫌だなぁ...
それが精神的ストレスだ...
本当...泣けるし一緒に居た子に申し訳ないや...」
衝撃的な内容です。この2分間も目をえぐられるという表現に、多くの人が食いつく騒動に発展します。
・今も目を開けられなくてどうやってツイートしてんだ
・目撃者かと思ったら被害者本人が普通にツイートしてる
・2分えぐられて即ツイートだからね 女性は痛みに強いらしい
・失明の心配より夏の大会の心配とか頭おかしいんじゃないの?
・ゲームで負けて実力行使にでるなら最初から格闘技で勝負しとけよ
・2分間も指突っ込まれて無事なわけないだろ
・2分間も目抉られて病院も行かずに 呑気に事情聴取受けてるのかよ
・2分間グリグリされてる間周りは眺めてたのか? フリーザに痛ぶられるベジータかよ
・2分もやられたら失明するわ 常識で考えたらわかるだろ
との突っ込み多数。
また、加害者側の保護者も加わる形で示談交渉が行われたようですが、被害者側が100万円を要求したにもかかわらず、加害者側の保護者が6万円しか無いという状況を説明すると、被害者側は6万円での示談に応じたといいます。
これに対しても「6万示談しちゃったから目の治療費自腹じゃん 聖人かよ」といった声が寄せられることになってしまいました。
過度な共感社会が招いたとも言える今回の騒動。この流れで告発者の用いる表現にも細心の注意が払われるようになると良いのですが......。(文◎編集部)
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