ヘイトはダメ、ゼッタイ!(写真はイメージです)
つい先日まではヘイト思想に溢れていたインターネット空間だが、お次はヘイトに対する厳しい思想がインターネット上を席巻しています。
YouTube上に公開されていたヘイト動画が一斉に通報され、配信者のアカウントが続々と凍結されたニュースも話題になりましたが、先日には米人気コメディー女優がイラン生まれでアフリカ系米国人の前政権当局者バレリー・ジャレット氏について「『ムスリム同胞団』と『猿の惑星』に赤ちゃんが生まれた=vj(ジャレット氏)」と人種差別的な発言を展開し、米ABCが彼女の出演する人気コメディー番組の打ち切りを発表し大きな話題になりました。
この騒動にも通ずる事案がここ日本でも発生となってしまいました。
今回、騒動の渦中にあるのは異世界転生ライトノベル人気作「二度目の人生を異世界で」のアニメ化。
作品自体にもネトウヨ的発想が指摘されていたのですが、作者の過去ツイートにいくつかヘイト発言が確認されてしまったのです。
「TVタックルに出てる虫国のBBA。蟲国の侵略は正当防衛とかぬかしてるぞ・・・これ本気か?
これは驚いた。中国人が道徳心って言葉を知ってたなんて!
姦国の猿はほんとにシツケが悪いなぁ
日本の最大の不幸は、隣に姦国という世界最悪の動物が住んでいることだと思う・・・」
上記抜粋は一部で他にも発言はズラリと並んでいます。
このヘイト発言発覚にいち早く動いたのは出演を予定していた声優陣でした。主要キャラクターを演じる予定だった人気声優たちが続々と降板し、現在までに主要キャラクター声優の全員が降板という事態に陥ってしまいました。
この動きに関しては、
「事務所に良識があってよかった」
「エンタメわかってないこういう作者追放してかないと」
「こんなん絶対制作中止じゃんw」
と理解の声が寄せられています。
一方で主要キャラクター声優陣の辞退コメントが、全て酷似しているという点に疑問を抱くものも。
・なんで同じ文体なんだろうな。示し合わせたのか?
・声優や声優事務所がこんなマインド持ってるわけない
・今お得意様の中国を怒らせたら絶対アカン
・大いなるパフォーマンス臭
・やはり中国マネーは重要か
どうやら昨今の日本アニメ業界が置かれている"中国客頼り"という状況が背景にあるのではと憶測を巡らせるものも少なくない様子。
現状ではアニメ制作中止との一報が入っていない「二度目の人生を異世界で」。ここまでのマイナス要素を抱えながら制作は続行となるのでしょうか。(文◎編集部)
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