グループ2位となったことで日本代表の決勝トーナメント進出が決まり、全国を沸かせているサッカーW杯ロシア大会。決勝進出を決めた6月28日の対ポーランド戦は物議を醸す内容だったようで、観ていたみなさんはおかんむり。
......ですが、ここでちょっと、女性に限定して反応を見てみましょう。
まず、いまや"サッカーを応援する女子"の代表格ともいえる小柳ルミ子さんは現地で応援、解説者として活躍中。
Jリーグ名誉女子マネージャーである足立梨花さんは、先の試合を<素直に喜べない>とツイートしたところ、サカヲタが大集結。<あだっちーは真のサポーター魂を持っている>などの賛同が大多数でしたが、
<素直に喜びなさい>
<立派な戦術。発言に気をつけろ>
<なら決勝を応援するようなツイートをするな>
など、八つ当たりホイホイ状態に。結果、
『なんかほんとここ最近、
サッカー関連でめんどくさい人多すぎ
なんなの? 好きなこと呟かせてよ
嫌なら私のツイート見るなよ
返事するなよ
いろんな人のいろんな見方が
あっていいじゃんか。めんどくさいな』
と、芸能人らしからぬ本音がダダ漏れてしまい、あだっちーの好感度はダダ上がりなのです。
ガチ女性サポーターはどうでしょう。彼女たちは女性うんぬん関係なく、それぞれの信念を持って応援しているでしょうから、2大会ぶりの決勝進出を素直に喜ぶ人もいれば、「納得できない勝ち方」「最低の忖度ジャパン」など思うところがある人など、その反応はさまざま。むしろ、「そんなことよりアルディージャ戦観ようぜ」となっているJリーグヲタの存在も見逃せません。
こうしたヲタやサポーター以外にも、応援する女子が湧いて出てくるのが、W杯の最大の特徴。
そう、「4年に1度だけ青いユニフォームを着る系女子」です。かーッペッペッ!
彼女たちって、一体どっからどうやって湧いて出て来てはスポーツバーで「ニッポンがんばれぇ〜」「おおさこ、はんぱないって! きゃはは〜(笑)」とやっているのかなと不思議だったのですが、わたし、誕生の瞬間を目の当たりにしました。
とあるキラキラポジティブ自己啓発系webライター(28歳)のSNSを読んでいると......。
<この前の日本戦、彼氏がわざわざ日本ユニフォームに着替えて見ていて、びっくり&かわいすぎて笑ったけど、今朝、amazonから荷物が届いて『きみの分のユニフォームを買った』と言うので超笑った。28日は着ようっと>
こうやって、着る系女子は誕生するのであります。そして決戦の木曜日。
<せっかくユニフォーム着て応援したのにィ! という気分>
と、かわいく無邪気につぶやくのですから、ああまた痰がからんだわ、かーッペッペッペッペッペ!
一方その頃、スポーツ選手専門ギャラ飲み女子はーー。
「マジやりて〜。柳沢敦とヤってた鹿島アントラーズのカキタレのあの子、マジ羨ましい」
「いや、サッカー選手って金払い悪いじゃん。わたしなんて、カラオケ屋のパセラだったし、しかもギャラ飲みのはずなのにこっちも払ったしね」
「そういえばわたしの友達は、六本木の○○○○○でサッカー選手たちにマワされたって言ってた」
「その点、野球選手はちゃんとギャラ払ってくれるし、巨人は"紳士たるもの1万円は払え"という伝統があるのか、必ず払ってくれる」
「わたしはこの前、東京ドームホテルに呼ばれて、試合後に一戦交えちゃった☆」
「キャー! 延長試合ィー!」
着る系女子が4年に1度の盛り上がりを見せるなか、ヤル系女子はいつもどおり盛っているのでした。(文◎野球大好き春山有子)
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