『ドラえもん 第一巻』より
今年で50周年を迎える国民的漫画『ドラえもん』の黒歴史を元藤子スタジオアシスタント、漫画家・えびはら武司氏が告白したことが話題になっています。
藤子不二雄のアシスタントとして、『ドラえもん』黎明期に活躍し、ジャイアンの『たけし』という名前の由来になった方のようです。えびはら武司氏はいったいどんな方なのでしょう。
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代表作は『まいっちんぐマチコ先生』です。
「藤子不二雄作品『エスパー魔美』のアシスタントを経て、1980年から少年漫画『まいっちんぐマチコ先生』(学研)を連載、81年からテレビ東京でアニメ放映されました。
ヒロインの女教師の乳房の露出があったり、スカートめくりや胸を触ったりする少年が描かれたりしていたので、PTAなどからの苦情が多く、82年には京都で『マチコ先生に抗議する会』が結成され、83年には放送が打ち切られました」(漫画編集者)
ご自身も黒歴史側の方だったようです。
「『オマエのものはオレのモノ』というジャイアンのキャラクターのように欲望に素直な方です。専門学校講師をしていた時に学校見学に来た女子高生を入学させずに自分の漫画スタジオのアシスタントに迎えて、結婚しました。欲しいものは、自分で掴む清々しさがあります」(漫画編集者)
さらに様々なドラマがある方のようです。
「漫画の復刻、デジタルコンテンツ、実写版、パチンコ台等で、21世紀に入る頃から『まいっちんぐマチコ先生』は再ブームが来たのですが、契約を天秤にかけたり、嫌いな奴に嫌がらせしたりする手法が痛快でギャグ漫画のようでした。海老根印をさりげなく使用して無効な契約書を渡されて、地獄に送られた人もいましたよ」(漫画編集者)
昨年『藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 ドラえもん達との思い出編』を刊行したえびはら武司氏の想い出錬金術から、学ぶこともたくさんありそうです。(文◎安倍しんのすけ)
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