あなたも巻き込まれるかもしれない! アイドル現場で巻き起こる犯罪とは?【キセル・チケット偽造・痴漢行為】

2017年12月13日 アイドル キセル ピンチケ

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キセル行為は珍しいことではない


アイドルのライブというと、楽しく平和なイメージがあります。しかし、不特定多数の人が集う会場は、いつでも犯罪と隣り合わせです。油断していると巻き込まれる危険性もあります。

最近、あるニュースがアイドル界隈で大きな波紋を呼びました。それはHKT48などを推しているアイドルヲタクが組織的なキセル乗車を行っていたことが発覚し、逮捕者が出たのです。

その手口とは、都内に住む大学生が東京駅で入場券を2枚購入し駅構内に入り、地方から来た人にその内の1枚を手渡し下車させるというもの。大学生は2000円〜3000円の報酬と引き換えに、年間で150回繰り返したと供述していて、キセル乗車のネットワークは数百人に及ぶといいます。

実はアイドルヲタクによるキセル乗車は非常に多く、過去にも逮捕者が出ました。特に地方在住のヲタクは交通費だけで毎月万単位の出費があり、大きな負担になるため、キセル乗車に手を染めてしまうケースが多いようです。


ついに規制が入ったチケット転売


気軽に行ってしまう犯罪行為と言えば、チケットの転売でしょう。チケットを転売目的で購入し、高額で売る行為で迷惑防止条例違反となります。

特にハロー!プロジェクトではチェックがザルのため、転売行為が横行しています。モーニング娘。のリーダーであった道重さゆみの卒業コンサートでは、売値7500円のチケットがヤフオクにて90万円で落札されています。

今年11月にはヤフオクが、転売目的のチケットの出品を禁止事項に追加したこともあり、今後規制が強化されそうです。

チケットの転売はまだ可愛いかもしれません。チケットの偽造まで行われています。TOKYO IDOL FESTIVAL2016では、偽造したリストバンドを付けて有料エリアに入場したヲタクが、警察に連行されたのが話題になりました。
どうやら、この偽造リストバンドは計画的に行われたようです。応援しているアイドルの目の前で連行されたもの、もはや自業自得ですね。

その翌日からはBONDS(怖い警備会社)によるリストバンドチェックがより厳しくなり、翌年のTOKYO IDOL FESTIVALではビニール製のリストバンドが布製の精巧な作りのものに変更になりました。



ヲタクの前にこれはもう犯罪者だ


地下アイドル界隈で度々発生する犯罪行為と言えば、窃盗と痴漢です。

ライブハウスでは、会場内に置いておいた荷物から現金などが盗まれるケースが多く、今月2日にも星座百景の単独公演中、ヲタク4人の荷物から6万円が盗まれる事件が発生しました。本来、盗難被害は自己責任ですが、プロデューサーが「星座百景のライブに来て悲しい思いはしてほしくない」と全額自腹で弁償し、賞賛を浴びました。

痴漢被害も多発していて、モッシュの最中にスカートの中に手に入れられた、リフト中に胸を揉まれたなどの報告が上がっています。

今年7月に行われたLADYBABYの主催イベント中、複数名の女性が痴漢にあったと被害を訴えました。当時のメンバーだった黒宮れいは「ふざけんなよ、死ねよ」、金子理江は「sndkdsi(『死んで下さい』の頭文字)」とツイート。実際、女性専用エリアを作ればという意見も上がりますが、決して大きくないライブハウスではあまり現実的ではありません。

アイドル現場で頻発する犯罪。今後は被害を被るだけでなく、免罪なんてケースも出てくるかもしれません。アイドルのライブくらい、何も考えず思いっきり楽しみたいですが、そうも言ってられなくなるかもしれません。


取材・文◎杏

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