石橋貴明と遠藤憲一は、1961年生まれで身長182センチ、野球部出身という共通点がありますが、対称的なキャラクターと芸能人生です。
「『お笑いスター誕生』でグランプリを獲得して、20代で人気タレントになった石橋貴明には、長い黄金時代がありましたが、高飛車なキャラクターが時代にそぐわなくなって、仕事が激減して、後輩に仕事の無心をするほど暇になっています」(週刊誌デスク)
一方で、長年、Vシネマの脇役等が多かった遠藤憲一は、2009年に48歳にして『湯けむりスナイパー』で連ドラ初主演を果たし、今では、CM本数一位のタレントです。同じ年齢でコワモテ系の人気俳優哀川翔を超えたことも話題になっています。
「『一世風靡セピア』メンバーとしてレコードデビュー。1988年、同郷の先輩である長渕剛から出演依頼を直々に受けて、テレビドラマ『とんぼ』(TBS)に出演したのが俳優業の始まりでした。やはり『オレ様キャラ』の重鎮ですから現場は気を遣います」スポーツ紙 デスク)
20代で成功した石橋貴明、哀川翔とは対称的に大器晩成型の遠藤憲一は何故台頭したのでしょう。
「演技力はもちろんのこと、人柄が素晴らしい。共演した子役にもタメ口で会話させて友達になる気さくさ。下積み時代にビアホールで長年アルバイトをしていたので、酒を注ぐのも上手くて、謙虚なところが魅力的です。売れてからもブランディングした売れっ子気取りがないのも好感度高いです。かつて、ジャニーズのトップアイドルだった田原俊彦も同じ年齢ですが、スター後遺症的な言動をやめるまで長年仕事に恵まれなかったのと対称的です」(番組制作会社ディレクター)
気さくさと謙虚さを大切にしたいものです。(文◎花苑スープ)
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