アイドルの「恋愛禁止」を確固たるものにしたパイオニア 矢口真里が2度目の結婚

2018年03月29日 アイドル 再婚 恋愛禁止 矢口真里 結婚

  • LINEで送る
  • ブックマークする
  • シェアする

yaguchi.jpg

ラブハロ!矢口真里DVD(ZETIMA)


 元モーニング娘。の矢口真里さんが3月26日、交際していた元モデルの男性と結婚したことをブログで発表しました。2回目の結婚です!

 ご存知の通り、矢口さんは2011年に中村昌也さんと結婚するも、2013年に自身の不倫が発覚し、離婚しているわけですが、今回のお相手はその不倫相手です。ある意味、「純愛を貫いた」と言えなくもないと思います!

 矢口さんというと、恋愛スキャンダルで何度か世間を騒がしていることでおなじみです。2005年にモーニング娘。を脱退したのも、ブレーク前の小栗旬との熱愛発覚が原因。2018年2月28日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)では、脱退当時のことを赤裸々に話していました。

 当時モーニング娘。は明確に「恋愛禁止」を謳っていたわけではないのですが、事実上の恋愛禁止でした。そして、「恋愛第一体質」であることを自認する矢口さんは、とにかく恋愛を我慢しながらアイドル活動に勤しんでいたそうです。

 ところが、"当時の相手"に出会い、すごく好きになってしまった矢口さん。それまでの我慢が一気に爆発し、恋愛に身を投じていくのです。

 もし、ここで誰にも知られずにいれば、問題なかったのかもしれませんが、残念ながら写真週刊誌『FRIDAY』に熱愛をスクープされてしまいます。しかも、矢口さんがモーニング娘。のリーダー就任した直後だったということもあり、所属事務所もスルーするわけにはいきません。事務所は矢口さんに対し「別れるんだったら(グループ残留を)考えてあげる」と、別れを勧告。しかし、「恋愛第一体質」である矢口さんは「別れる気はさらさらありません」と当たり前のように"恋愛"の方を選択したのです。

 さらに、矢口さんは「じゃあ芸能界を辞めます」と完全に人生を恋愛に捧げようとしますが、事務所側から待ったがかかり、話し合いが持たれたそうです。その結果、グループを脱退、2〜3カ月の活動休止を経て芸能活動は継続、恋愛もOKという落とし所で決着したわけです。

 それまでハロプロメンバーの熱愛スキャンダルはいくつかありましたが、少なくとも事務所が熱愛の事実を認めることはなかったし、表向きは報道があったメンバーに対する厳しいペナルティーもありませんでした。また、ハロプロに限らず、矢口さん以前のアイドルたちも影でこっそり恋愛をして、それがバレて事務所から大目玉を食らわされたということはいくらでもあったでしょう。しかし、恋愛発覚が原因でグループを抜けるなどといった、目に見える形での厳しいペナルティーは、あまりなかったように思います。

 つまり、それまでは「恋愛禁止」というルールはなんとなくしか存在しなかったのです。しかし、矢口さんが脱退というペナルティーを受けたことで、「アイドルを続ける限りは恋人を作ってはいけない」という恋愛禁止のルールが明確になったのです。

 ちなみに、矢口さんが脱退した当時、一部のモーヲタ(現在は死語)から、矢口さんを脱退させた事務所に対して「酷い!」「矢口が可哀想!」「矢口から歌う機会を奪わないで!」などといった批判的な意見が湧き上がっていました。

 もしも矢口さんがモーニング娘。に残りたかったのなら、ひとまず「別れる」と宣言し、裏でひっそり愛を育むということもできたと思います。実際、ハロプロの中には現役時代に熱愛を報じられた相手とそのまま結婚した例もあるわけで、おそらくそれで問題はなかったはず。でも、矢口さんは芸能界を辞めてまでも恋愛を選ぼうとし、それを事務所が引き止めたわけですから、ヲタの事務所批判は少々的外れだったということになります。

 おそらく矢口さんは、本当にとんでもない「恋愛第一体質」なのでしょう。それはもうヲタの想像力を遥かに超えるもので、だからこそ「事務所批判」という的外れが生じてしまったのだと思います。そして、その矢口さんの類稀なる「恋愛第一体質」が、「恋愛禁止」という鉄の掟を生み出したのです。

 そもそも「恋愛禁止ルールは必要なのか?」という議論はさておき、「恋愛禁止」という概念がその後のアイドルブームの中のキーワードになっていることを考えると、それを生み出した矢口さんの「恋愛第一体質」は相当重要なものだったと考えることもできます。矢口さんが我慢をしてやらかさなかったら、AKB48が『恋愛禁止条例』という歌を歌うことも、指原さんがHKT48に移籍することもなかったかもしれない。「恋愛禁止」という現実世界とかけ離れた概念がなかったら、アイドルブームはなかったかもしれない......そんな想像もできるのです。

 そういう意味では、処女性を求めるアイドルヲタこそ、矢口さんに感謝しなくてはなりません。もし、恋愛しても罰せられないとなったら、おそらく多くのアイドルたちが恋愛をしまくっていたはずです。今、「恋愛禁止」というスローガンのもとに活動するアイドルたちを安心して応援できるのは、矢口さんが「前例」を作ってくれたおかげです。ヲタは矢口さんに足を向けて寝られません!

 良くも悪くも、現在のアイドルシーンの重要な礎となった矢口さん。これまでは何かと叩かれることが多かった人生ですが、そろそろ幸せになってもらいたいと思う次第です。特にアイドルファンは矢口さんに感謝するとともに、その幸せを心から願わなければならないはずです。矢口さん、2回目の結婚、おめでとうございます。末永くお幸せに!(文◎大塚ナギサ)

  • LINEで送る
  • ブックマークする
  • シェアする
TABLO トップ > 芸能界 > アイドルの「恋愛禁止」を確固たるものにしたパイオニア 矢口真里が2度目の結婚

連載コラム

  • ほぼ週刊吉田豪 僕がなぜこれをRTしたのか
  • プチ鹿島の「余計な下世話」
  • 青木理「逆張りの思想」
  • 川奈まり子の奇譚蒐集 キュリオシティ・コレクション
  • 中川淳一郎の俺の昭和史
  • TABLO編集長・久田将義 偉そうにしないでください。
  • 岡本タブー郎 テレビのムカつく奴
  • 朗読詩人 成宮アイコ 傷つかない人間なんていると思うなよ
  • 悪役YouTuber・シバターの「おまえら、ユーチューバーなんかになるな!」

動画配信中!

  • 001-03_03.jpg

広告募集

  • adbana.jpg
ページトップへ
スマートフォン用ページを表示する