サザン・オールスターズ大好きだったはずの勝谷誠彦氏が最近すっかりももクロにハマっているわけですが、サザン好きの某女性DJが「勝谷さんはサザンのファンだってアピールばかりしてるけど、あの人は全然ファンじゃない!」とか怒っていた気持ちがやっとボクにもわかってきました。ももクロにハマるなり「俺に歌詞を書かせろ!」と楽屋で本人たちに直談判するとか、勝谷さんのやることはいちいち引っ掛かるんですよね。「面白いのがももクロが歌うのは『働こう、働こう』で、それがさいたまスーパーアリーナだったら1万何千人の若い子供たちが『働こう、働こう』。働かせてくれって言ってるわけだよ。これは大槻ケンヂさんの詞だけれど、俺たちは働きたいんだけど、働く場がないんだ!と」定義付けて、モノノフ=無職説まで提唱開始したりとか。つい先日も雑誌『QJ』で「百田夏菜子とはウラジミール・レーニンのような人。カラーは赤、左利き。希代の名演説家にして、アイドル界に革命を巻き起こすリーダー!」とか言い出して、労働讃歌=プロレタリアート的なことなんだろうけど、それはただ単に赤つながりなだけ! 「高城れにはレーニン」とか言うんならともかく! 同じ赤なら、ドジだけど飛行能力があってロボ根性で逆境に立ち向かうロボコンのほうがハマるはずなのに!
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Written by 吉田豪
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> 連載 > 勝谷誠彦とももクロ~吉田豪の 「だいたい日刊で140字前後でニュース斬り」第22回