日本外国特派員協会での会見で、フランスの記者に「日本におけるギャングとスポーツとの関係」を聞かれたアントニオ猪木が、「ヤクザと関係していたのはジャイアント馬場で、私は関係ない」と断言。「八百長なのは馬場のところであってウチは違う」と公言していた30年前と全く変わらない猪木っぷりに、人間的には問題ある行動&言動を長年見てきた猪木ファンとしては、もう笑うしかないです! これまた30年ほど前、門下生だった某レスラーが「空手の看板つけたヤクザですよ。だから辞めるときも大変だったし。指を落とした人いますからね」と証言する強面な空手家に「いつ何時、誰の挑戦でも受けるというなら、俺の鎖鎌の挑戦を受けろ!」と迫られたとき、「それなら一緒に新しい空手の流派を作ろう」と言って抱き込み、今度はその空手家をジャイアント馬場に差し向けて「俺の挑戦を受けろ!」と言わせた猪木と、そしたらすかさずバックの怖い組織を出して完璧に対処した馬場。この場合、どっちがヤクザと関係していたというべきなのかは置いておくとして、 どっちが悪いのかといえば、どう考えても猪木です!
【関連記事】吉田豪の「だいたい日刊で140字前後でニュース斬り」最新号
Written by 吉田豪
Photo by 猪木語録 元気ですか!一日一叫び!/扶桑社
【この記事を読んでいる人はこんな記事を読んでいます】
●プチ鹿島の世相コラム「余計な下世話!」~アントニオ猪木はなぜ維新を選んだのか~
●吉田豪の 「だいたい日刊で140字前後でニュース斬り」~参院選2~
●伝説の雑誌『噂の真相』元編集長 岡留安則の編集魂:第1回目~自民党の勝利と沖縄の民意~
BOM-BA-YE!!
> 連載 > 「ヤクザと関係していたのはG馬場」アントニオ猪木、外国人記者に語る~日刊 吉田豪・第18回