ほぼ週刊吉田豪 僕がなぜこれをRTしたのか

某空手ライターが...その後の脅迫なう:エピソード3『ほぼ日刊 吉田豪』連載167

2014年09月09日 吉田豪 空手ライター 脅しの電話 脅迫

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ashiwaraden.jpgPhoto by 芦原英幸伝 我が父、その魂

 そもそも今回の件、「士道館の添野義二先生が大山倍達総裁を語る本で話を聞きたいから俺と会え!」って向こうは主張してるわけですけど、大山総裁との接点ゼロで空手関係者でもないボクを取材したがるのも不可解なら、「『空手バカ一代』について話を聞かせろ。嫌なら取材から逃げた弱虫と広言する」って、そんな取材申請も画期的すぎるし、『空手バカ一代』直撃世代でもないから話すことなんか何もないですよ。

 とりあえず小島ブログでヤクザまで出してきた件について添野先生に報告したら、「そうか......。あの人、なんでそんなことしちゃうんだろうなあ......。なんでも思い込んじゃうんだよね」と言ってたし、村上竜司さんが「ワシの名前まで出してたんか! あの親子はちょっと変わってるから、距離を置いた方がいいよ」と言ってたことも士道館関係の人から聞きました。みんな冷静なんですよ、小島親子以外は。

 おそらく添野先生がボクに「一緒に本を作ろう」と言ってきたことが今回の引き金になったのであろうことが、息子さんのブログで添野先生の発言として「奴(吉田豪)は梶原一騎先生の『男の星座』が未完成状態なので自分に最後まで書かせろとうるさいの。だからね、『男の星座』は小島大志(息子さん)に書いてもらうといってやったら黙っちゃったよ」と書いてある辺りからうかがえます。別にボクから「書かせろ!」って言い出した話でもないし(もともと添野先生が当時のことを書いた『男の星座』という未発表の文章を書いていて版元から「これを読んで感想を聞かせて」と頼まれたことがあったり、『男の星座』の続編を描こうとした真樹日佐夫先生に相談されて出版社を探したこともあったりの関係で添野先生から持ち掛けられた話)、ボクと添野先生の間でそんな会話が交わされたわけもないんですけど、そんなに書きたいんだったら小島親子で『男の星座』を勝手に書いちゃっていいですよ! 『一志人生劇場 男の星座』の完成が楽しみ!

【追記】ついさっき大量に溜まっていた息子さんからの留守電を聞いてみたら、「必ずケジメは取らせてもらいますから。こういうこと言うと、いまは暴対法に引っかかっちゃうんですよね。でも、いいですよ。僕もこれまで何度も警察に通報されてますから、脅しということで通報してもらっても結構ですよ。吉田さんがとうとう警察の力を借りたってブログで書いていくだけですから。これが警察沙汰になって報道されても、僕の悪名がとどろくだけですからね」と、これまた力強く宣言してました。Twitterでも忠告しておいたんですけど、ヤクザを使うとブログで書いたり、こんな発言を留守電に残したりの脅迫行為を無邪気にやってたら、これまで仕事をしてきた新潮社なりの出版社との関係も断ち切られる可能性が出てくるから、気をつけたほうがいいですよ! せっかくの『男の星座』完結編が読めなくなっちゃう!

※おわり

【前回記事】
某空手ライターが...その後の脅迫なう:エピソード2『ほぼ日刊 吉田豪』連載166

Written by 吉田豪

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