この男の試合にハズレ無し! YA‐MAN選手ロングインタビュー 6.19「THE MATCH」の「裏メイン」の呼び声高し
――すごい合点がいきました。YA-MAN選手ってクレバーですよね。本とかけっこう読みます?
YA-MAN選手 本はけっこう読みますね。
――ボキャブラリーが豊富だなと思ってたんですよ。
YA-MAN選手 ありがとうございます(笑)。
――リング上でのマイクパフォーマンス。「俺のファイトを観てみんなも頑張ろうよ」みたいなことは富士見市での環境から出てきたことなんですかね。
YA-MAN選手 そうですね。自分みたいな環境で育った子って希望がないんですよね。お金もないしこの先どうなるんだろうって自分は子供の頃から不安に思っていて。大学行けるのかなとか、お金がないからこのまま地元でくすぶるのかなとか、子供の頃から考えていたんですよ。「指標」とするものもなかったですし、そういう子たちに、おまえらみたいな環境で育っても俺みたいに成り上がれるんだぞっていうのを伝えたくて出てきましたね。
――「指標」になりたいってことですね。
YA-MAN選手 はい。
――みんながYA-MAN選手の戦いに自分のストーリーを投影するんでしょうね。
YA-MAN選手 だから格闘技っていいですよね。拳以外何もいらないんで。拳ひとつで成り上がれるので。
――あと聞きたかったのが、YA-MAN選手のフェイストゥフェイスの視線、ホントに絵になるんですよ。そのときもktすって感じなんですか?
YA-MAN ああ、もうホントkr殺すしかないです。自分、試合前に頭の中でずっと唱えてるんですよ。
――どの時点で、スイッチが入るかですか?
YA-MAN選手 入場前ですね。
――そろそろ出番ぐらいのときですか?
YA-MAN選手 そうです。前の試合やってるときに控えてるんですけど、そのときに寝転がってずっと「krすkrす……」って唱えるんですよ。そうすると頭が切り替わるんですよ、あいつは殺さないといけないヤツだって。なんの恨みもない人を殴るんで、それくらい気持ちが乗らないとできなんですよね。俺はあいつをぶち殺して絶対成り上がるんだってずっと唱えてて。
――芦澤選手にも思えます?
YA-MAN選手 リングに立っちゃえば関係ないんで。いまから本気で殺すつもりでいきますね。
――いつものファイトで?
YA-MAN選手 いつものファイトで。相手もそう来ると思うんで。
――そうですよね。明日の会見、芦澤選手もすごいでしょうね。
YA-MAN選手 口ゲンカ強いですからね。(註・その通りの展開になり芦澤選手と乱闘に発展)
――ラッパーですからね。あの選手も面白いなと思ったんですよね。「さらうぞ!」とか言うじゃないですか。
YA-MAN選手 どこにさらうんですかね。明日聞いてみます、どこにさらうのか(笑)。
●「6月19日を頂点にしてはいけない。これからがキック界でどうなるか試される」
――最近は道を歩いてて声掛けられます?
YA-MAN選手 1日1回は絶対声掛けられますね。