この男の試合にハズレ無し! YA‐MAN選手ロングインタビュー 6.19「THE MATCH」の「裏メイン」の呼び声高し
YA-MAN選手 一番の原因は警察の取締がキツくなったからじゃないですかね。自分の3つ上ぐらいまではカラーギャングみたいなのが流行ってた時代で、そこから一気に愚連隊とかカラーギャングとかなくなりましたね。
――昔、東松山に事件を起こした「A」というグループがあったと思うんですけど。
YA-MAN選手 ああ、赤ギャンですね。あれはちょうど自分たち世代ですね。
――その世代ですか。
YA-MAN選手 その世代です。
――地元と近いんですか?
YA-MAN 近くはないですけど、自分が高校生の頃にはもう「A」はなかったですね。中学校3年生のときにその殺しちゃった事件がニュースになって解散で。限度を知らないって感じで殺しちゃったんで。
――暴走族に入ってると縦社会がしっかりしてるんでそこまでしないんですよね。中途半端なマイルドヤンキーみたいなのがいたら、総長が「地元で何やってんだ」って来るはずなんですよ。
YA-MAN選手 ヤンキーのなかには縦社会はちゃんとありましたね。確かに限度を知らなかったですね、金属バットで頭フルスイングしちゃって半身不随にさせちゃったりとかは周りでありましたね。頭に障害残っちゃって。自分の周りだけで3件ぐらいあって。昔はそういうのないじゃないですか。殴っても頭フルスイングとかないじゃないですか。
――そうですね、ないですね。
YA-MAN選手 バイクで引きずり回すとかはあったかもしれないですけど、障害が残ったり死ぬようなことはそんなになかったって親世代の人たちは言うんで。「いまの子たちはちょっとおかしい」って言われますね。
――お母さんもレディースだったんですか?
YA-MAN選手 レディースだったんですかね(笑)。
――でもちゃんとお子さんを育てて、お仕事もされて。スナックですよね。
YA-MAN選手 はい、富士見市で。朝起きたら怖い人たちが麻雀やってたり(笑)。徹マンしてるんですよ、背中にガッツリ入ってる人たちが。そのなかで支度して学校行って。
――そういう環境で育っていったんですね。
YA-MAN選手 そうです。
――YouTubeには地元の友達も出られてましたね。
YA-MAN選手 そうですね、あれはホント地元の友達で。
――ガッツリ墨が入ってましたねー。
YA-MAN選手 ガッツリ(笑)。でも反社ではないんで。
――そのほうがいいですよ。地方って地域が狭いから暴走族とヤクザの距離が近いんですよね。
YA-MAN選手 昔はヤクザと暴走族ってあんまり仲良くなかったんですよ。でも今は街中をバイクで走ってるとヤクザに止められて、「ヤクザやらないか」って誘われてヤクザになるみたいな感じなんですよ。
――お友達もドンブリ(全身刺青の意味)っぽく刺青が入ってたんで。僕の取材先のヤクザもドンブリで刺青入れてるんですけど、「自己満足ですから」って絶対見せないんですよね。そういう意味では出してたんで、ヤクザじゃないんだなと思いながら安心した観ててました。
YA-MAN選手 良かったです(笑)。
――富士見市って駅でいうとみずほ台になるんですか?
YA-MAN選手 みずほ台、鶴瀬ですね。