CDを買ってその場で踏みつける男性。加害者だけどなんか可哀想
人々の行き過ぎた正義感の高まりや、違法行為をするものに対する私刑の広がりなどSNSを中心とした「歪んだ正義感」が社会問題として受け止められつつある。
今回も同様に違法行為とそれに対する言動が騒動となってしまった事案なのだが、大きな炎上騒動として拡散が続いている。
炎上騒動の発端となったのはSNS上にアップされた動画に起因するのだが、その動画には以下のようなシーンが収められている。
駅前の人の往来のある場所で届け出をせず違法に路上ライブを行う女性に対し、退去を求める警察官の姿が。
そして撤収をするその女性に男性が声をかけ、CDを1枚売ってもらうと、即座にそれを路上に落とし踏みつけるという姿があったのだ。
この動画内容を見たものからは様々な声が寄せられることとなった。
「売れた時点でもう目的達成だろうし別に目の前で踏もうが何されようが関係なくね?」
「女相手にしかやってなさそう」
「控えめにやっててワロタ」
「最後謝ってるのがだせーな やるならちゃんとやれよ」
「主張は理解できるが行動がゲスすぎる」
「なんか踏んでる奴の方がかわいそう。生きてるの辛そう」
「路上ライブが許せないなら黙って通報するだけでいい」
「正義ごっこの口実に使ってるだけだろ エセもいいとこ」
「通報されるのが1番ダメージ食らう」
「女性専用車両で暴れてるオッサンみたいなもんだろ」
この女性からCDを購入し踏みつけた男性は過去ツイートなどが漁られることとなり、これまでにも首都圏の様々な駅前で同様の行為を繰り返していたことが判明している。
また、該当の男性には「女性しか狙っていないのでは」との疑惑もあったが、男性違法路上ミュージシャンに対しても同様の演奏妨害や説教を行う動画が確認されたため、これらの疑惑は否定されることに。
現在ではこの違法路上ライブを許さない男性が過去に出していたツイートの中に、違法にアップロードされた漫画の閲覧を匂わせるツイートがあったため責め立てる声もあるようだが、これに対しては「見るだけなら日本の法律では罪に問われない」との指摘もある。
いずれも様々な立場の「歪んだ正義感」がぶつかりあうだけの騒動となってしまっているようだ。(文◎編集部)
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