ジュリーが音信不通? 沢田研二コンサート・ドタキャン騒動 「重大な契約の問題」とは何なのか
17日にさいたまスーパーアリーナ開催予定だった歌手・沢田研二(70)コンサートが急きょ中止されました。
午後3時半の開場時間に開かず、「契約上の問題が発生したため、中止とさせていただきます」との手書きの紙が掲示されました。
「重大な契約の問題が発覚したため、主催者、所属事務所等々と協議を重ねた結果、中止という判断になりました」
という発表に、待ちぼうけとなったファンの方々は激怒しています。
「実は14年前にも茨城県水戸市で公演ドタキャンがありました。お客さんを一杯にする約束を事務所としたのに、主催会社が集客出来なかったことが理由でした。春に発売したCD等も売れず、事務所は資金繰りに困っていたようです。経費削減で沢田研二さんとギタリストの2名編成。舞台セットも寂しいので、チケットも売れずに、関係者に大量の無料招待券が配られ、それが8割引きでヤフオクに出回る始末。コンサートの設営業者、会場使用料、コンサート運営業者等への支払いも厳しかったので、契約上の問題は、債務不履行問題ではないでしょうか」(音楽制作会社ディレクター)
危機を予防できたとの声もあります。
「事務所と親しい人でも連絡がつかないようですから、尋常ではありません。稼ぎ頭の若手アーティストを育てたり、デジタルコンテンツ配信など、楽曲の売り先を広げるのが難しかったり、厳しい時代です。インディーズで自分の好きなようにやりたいという沢田研二さんのご意向で、昨今は自社レーベルだったようですが、このような形で多大な信用問題を起こすなら、メジャーレコード会社と組んだり、ビジュアル系とコラボしたり等、予防策としてなかったわけでもないでしょう」(前出・ディレクター)
今では貫禄ある沢田研二さん、全盛期は、中性的なメイクでセクシーアーティストの代表格でした。
B’zの稲葉浩志さんも沢田研二さんの名曲「勝手にしやがれ」をカバーしていますし、BUCK-TICKの櫻井敦司さん、黒夢の清春さん等、元祖ビジュアル系的なカリスマとして沢田研二さんに憧れる後輩アーティストは少なくありません。
ファンを裏切らずに、良い形でファンの前に戻って再演することを願ってやみません。(文◎花苑スープ)