異様な裁判 綾瀬女子高生コンクリ殺人事件の主犯格の一人が法廷で見せた悪態 「でっちあげ」発言も

彼は起訴内容を否認していました。

「ナイフは当たってない。警棒も当たってない。殴ったことはある。4発か5発パンチして、それも当たったのは1発だけ。9割方、自分が相手にボコボコにされてる。そういうことがマスコミの報道ではでない。最後に脅してやるつもりでナイフは出しましたけど、止めてます。頭に当たったかと思ったけど、相手は『刺した』って、まったく違うこと言ってます」

このように話していましたが、その時何が起きていたにせよ実際に被害者はナイフで傷をつけられ大量に出血しています。警察官が被害者の負傷状況を撮影した写真撮影報告書も、裁判所に証拠として採用されました。

公判の間、何度も弁護人に裁判に対して疑問や不満をぶつけていた彼の姿は異様なものでした。

「だって、でっちあげですから。否認したら違う証拠出してくるってことはでっちあげでしょ。この事件、バレますよ。相手がウソつくなら、この先一生背負っていくんですかって、これから時代変わりますから、この先一生背負うんですかって」

どうやら彼は、事件当時警察官が撮影した写真を偽造もしくはすり替えたものだと信じこんでいるようです。繰り返しになりますが、被害者は何をされたかは置いておくとしてもかなりの量の出血を伴うケガをしています。

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検察側の証人として出廷している警察官の話を肘をついて聞き、時折大きなあくびをしていた彼の態度を見る限りでは、被告人として裁判を受けているという緊張感はまったく感じられませんでした。罪悪感のようなものも当然感じることはできませんでした。