異様な裁判 綾瀬女子高生コンクリ殺人事件の主犯格の一人が法廷で見せた悪態 「でっちあげ」発言も
公判の終わり際、弁護人に向かって話している彼の口から、
「難病以上のものですよ」
という言葉が聞こえました。詳しくはわかりませんが何かを患っているようで、
「許可もらって拘置所ではずっと寝てますよ」
と言っていました。
「でっちあげ」などの言葉、裁判官の許可を得ない発言、弁護人とのコミュニケーションも傍目にはうまくいってないように見えました。専門家ではないのではっきりとは言えませんが、何かしらの精神疾患を抱えているのかもしれない、と思いました。
湊の裁判が注目されているのは「過去に凶悪犯罪をおかした少年がその後の人生で更正できるかどうか」の答えの一つがそこにあるからです。
人は変われるのか、変われないのか。
彼が今、過去の自分の過ちをどうとらえているのかはわかりません。ただ、今回彼が犯した犯行に関しては警察・検察のでっちあげだと信じこんでいます。もし有罪判決が下されたとしても自分の罪を悔いることはないと思います。それどころか、被害者意識に凝り固まって自分の罪を向き合うことなどできないのではないでしょうか。
今回どんな判決がくだるかはまだわかりませんが、いずれは彼はまた社会に戻ってきます。(取材・文◎鈴木孔明)