ソフトバンクの通信障害の影で「ポケベル」のサービスが2019年で終わるらしい! 「まだあったのか」の声も

 

今回、公衆電話の必要性も痛いほど分かった

1990年代に女子高生の必須ツールとして一世を風靡したポケットベル、通称「ポケベル」のサービスが来年の2019年9月に終了となるそうです。

筆者もブーム当時は高校生でしたが、なにしろ北の果ての地方出身なものですから、一部の流行に敏感なグループがワイワイと騒いでいたくらいでしょうか。当然、筆者は持たざる者でして、ポケベル所持者たちに「そんなに必要か?」という斜に構えた感想を抱いていたものです。
だって、休み時間に学校に設置された公衆電話を使い、教室にいる友人にメッセージを送ってるんですよ。直接伝えたらいいじゃん、というね。おもちゃを買ってもらっててんやわんやの子どもかと。まあ、〝ベル友〟のいない人間のひがみなんですけど…。

あと、「ポケベル」をタイトルに冠した『ポケベルが鳴らなくて』というテレビドラマも日本テレビ系列で放送されています。不倫をテーマにしたセンセーショナルな内容が話題となり、国武万里さんが歌うタイトルそのままの主題歌『ポケベルが鳴らなくて』も50万枚を超えるセールスを記録するなど、社会現象的な大ヒットとなりました。

しかし、筆者はヒロインの保坂育未を演じた裕木奈江さんが女性週刊誌にえらいバッシングされていたことが記憶に残っています。別に本人とは関係ないんですけど、一時期テレビから消えるほどの被害を受けたんですよね。ちなみに、いまは復活されて順調な芸能活動を送られているようです。

個人的に使っていなかったけれど、振り返ってみると思い出が結構あったポケベル。その終焉をきっかけにして、「通信」に関するデータを調べてみました。

まず、ポケベルと切っては切り離せない公衆電話にまつわるデータを見てみましょう。