NGT48暴行騒動で一般市民による「犯人探し」が加速化 あのスマイリーキクチ氏も警鐘を鳴らす
山口真帆公式ツイッターより
今月8日夜、NGT48まほほんこと山口真帆さんが号泣しながら衝撃的な内容のSHOWROOM配信を敢行。
そこには「殺されてたらどうするつもりだったの」「今村さんも『クリーンなNGTにする』って言ってたのに何も変わらなかった」「なんで真面目にやってたのにこんな怖い思いしなきゃ聞けないの?」「他の子たちの個人情報も全部バレてる」といった言葉があったため、配信は停止されてしまう騒動に。
続けて山口さんはTwitter上に「私は先月公演終わり帰宅時に男2人に襲われました。あるメンバーに公演の帰宅時間を教えられ、またあるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人をそそのかしていました」と続けたため、芸能界を揺るがす大騒動へと発展してしまった。
この告発は当初信憑性が疑われることとなったが、実際に警察が動く騒動となっていた事実が明るみになり、その後メンバーの関与という点にも言及があったため日増しに同騒動に対する注目度は高まっている。
このニュースを追うべき週刊誌やスポーツ紙の足並みも不自然に揃っておらず、沈黙を貫くメディア、運営側の言葉のみを報じるメディア、そしてゴシップの更に裏側を抉ることで定評のある週刊文春と週刊新潮の見解が全く違うという点も大きな話題となっている。
もちろん芸能界からも様々な言葉が寄せられており、指原莉乃氏は出演した「ワイドナショー」(フジテレビ)にて、「このままウヤムヤにしては絶対いけない」としながらも「誰が仕切っているのか本当に私ですら分からない状況」「運営のコメントも誰の名前も出ず、誰の顔も出ず誰が書いているのかもわからない」と中途半端な状況に陥っている運営側の落ち度を指摘。
また、SKT48須田亜香里氏も出演した「サンデー・ジャポン」(TBS)にて「アイドルとしての品格を保ってさえいれば、ファンとの距離で帰宅時間を教えるということはありえなかったと思う」と情報漏えいのあったアイドルに関し苦言を出すものの、「表立った謝罪や解雇は避けたほうがいいのでは」「大きな過ちでも一生表立って非難を受けるのは10代、20代の女の子には酷」と処分には慎重になるべきとの姿勢を示した。
インターネット上には犯人グループの割り出しや、メンバーとの繋がり、運営や雑誌社との繋がりを相関図にまとめる動きも加速しており、どれも確定的な情報とは言い難い状況にもかかわらず、攻め立てる動きも出始めている。
これらの状況を危険視したのは、過去の女子高生コンクリート詰め殺人事件で犯人グループとの繋がりがあるかのような風評被害に見舞われたスマイリーキクチ氏。
以下のようなツイートで警鐘を鳴らしている。
NGT48の山口真帆さんの件で犯人探しが過激化している。「犯人はネットに書いてある!」と言葉の暴力で容赦なく叩く。
ネットに氾濫する”情報”は拡散することで”真実”のように化けてしまう。なぜ同じ過ちを繰り返す。
興味をそそる情報に食らいつく、ただし情報提供者には興味がない。ここが1番の問題。
住所を教えたとされる人物の名前、アイドルを襲ったとされる人物の名前と顔写真までネットに拡散している。
事実もデマも関係なく、この状況は異常。感情に流されると確実に加害者になるぞ。
出された言葉や目にした情報のみを鵜呑みにして過度な反応をしてしまう点は確かに危険と言えるだろう。まだまだこのNGT48暴行騒動は情報を精査し、冷静な判断と対応が求められる状況にあるのではないだろうか。(文◎編集部)