鞘師里保が帰ってくる!! 全アイドルファンにとって3月30日は時空を超え宇宙を超える日!!!!
モーニング娘。’15 鞘師里保卒業記念ムービー「君がいてくれて、よかった。」 Special ver. – YouTube
3月30・31日に千葉県の幕張メッセ国際展示場で開催される音楽イベント『Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2019』に、元モーニング娘。の鞘師里保が出演すると発表され、衝撃が走りました。
毎年3月に開催されている『ひなフェス』は、ハロー!プロジェクトのアイドルが総出演するイベント。ハロプロが所属するアップフロントグループのタレントたちが多数出演する無料のイベント『SATOYAMA & SATOUMIへ行こう』も併催され、ハロプロの年次スケジュール的には欠かすことのできない春の一大イベントとなっています。
そして今回、注目の的となっているのが4公演あるハロフェスの中の3月30日の昼公演。【Hello! Project 20th Anniversary!! プレミアム】と題して、ハロプロ20周年を記念し、モーニング娘。OGから、辻希美、加護亜依、新垣里沙、道重さゆみ、そして鞘師里保が出演します。
往年の”モーヲタ”にしてみれば、辻ちゃん加護ちゃんの「W」の復活という大ニュースもありますが、それよりも何よりも衝撃的なのが、鞘師里保の出演です。その類まれなるダンスセンス、努力の結晶ともいえる歌唱力、そして子供っぽさが残る愛らしいルックスで、2011年以降のモーニング娘。を牽引した、あの鞘師里保がついに帰ってくるのです!
2011年1月、小学6年生のときに、9期メンバーとしてモーニング娘。に加入した鞘師。加入直後から、歌やダンスで重要なパートを任されるなど、まさにエースとして大車輪の活躍を見せます。その姿は、後輩たちにも大きな影響を与え、現役モーニング娘。のメンバーでいうと、13期メンバーの加賀楓や14期メンバーの森戸知沙希などは、鞘師に憧れてハロプロの門を叩いた世代。完全に”鞘師チルドレン”といったところです。
そんな鞘師ですが、2015年12月をもって突如モーニング娘。を卒業し、語学やダンスを学ぶべくニューヨークなどに留学してしまいます。当時鞘師はまだ17歳。アイドルとしてはこれから脂が乗っていくという時期での決断はあまりにも衝撃的でした。
信じられない発表が……
そして、特に動きがないまま3年の月日が経った2018年12月、アップフロントプロモーションとの専属マネージメント契約が終了となり、ハロプロを卒業したことが発表されます。発表時のコメントで「もっと新しい私になって みなさんと再会する為に前に進みます」と芸能活動を継続することをファンに向けて宣言していた鞘師ですが、次なる活動に関する情報もまったくなく、ファンはモヤモヤするしかない状況でした。
そんななか、いきなり発表されたのが、今回のひなフェス出演。あの鞘師里保が約3年3か月ぶりにステージに立つのです。3年3か月という月日は移り変わりの激しいアイドル業界では、決して短い時間ではありません。それほどの時間があれば、メンバーも入れ替わるし、ファンも入れ替わる。鞘師のすごさを知ったのは卒業後で、生の鞘師里保を見たことがないという人も少なくないはず。ある意味、この約3年の間に鞘師は伝説となっていたとさえ言えるでしょう。そして、その伝説が幕張メッセに降臨するのだから、これは一大事! ハロヲタだけでなく、全アイドルファンが目撃すべき瞬間だと言えるでしょう。
それにしても、マネージメント契約が終了したばかりのアーティストを、舌の根も乾かぬうちに自社のイベントにゲスト出演させてしまうとは、アップフロントの”懐の深さ”というか、”タブーの無さ”は相変わらずです。悶着があってアップフロントを離れた元モーニング娘。の市井紗耶香と加護亜依も、昨年夏のハロー!プロジェクト全体のコンサートにゲスト出演し、良好な関係が復活しているし、”業界内の慣例”的なものより、義理や人情が優先される、素晴らしく古臭い組織であることは間違いありません。さらに言えば、多くのファンが復活を待ちわびていたのだから、大きなビジネスになり得る鞘師里保を縛り付けずに、本人の意志通りに旅立たせたというのも、アップフロントの優しさそのもの。なんとタレント思いのホワイト芸能事務所なのでしょうか!
3月30日のひなフェスは、鞘師里保の復活祭であり、アップフロントを離れて、新たに始動する鞘師里保の第一歩でもあります。近い将来、日本の音楽シーンで輝くであろうこと間違いなしの鞘師里保のスタートをしっかりと目に焼き付けようではありませんか!(取材・文◎大塚ナギサ)