肉食系派閥・自民党二階派の「出会い系」パーティーに注目せよ|プチ鹿島の『余計な下世話!』

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そのうち上半期をふりかえるとき、「そういえばあったなぁ」という話題といえば、自民党の中川郁子議員と門博文衆院議員の「路チュー」騒動ではないか。

『週刊新潮』(3月12日号)のスクープだった。私があのとき気になったのは路チューの2人が自民党の二階派所属ということだった。トップの二階俊博氏は安倍一強といわれる自民党のなかで、今秋の総裁選出馬の噂もある人物。世間的には地味だが、存在感で言えばかつての野中広務のようなタイプか。

●”路チュー不倫”を生んだ肉食系二階派の風紀とは?

路チュー騒動は、注目度が上がった二階氏に対しての牽制ではないか? という見立てもあった。しかし、またも二階派に「おめでたい」話題が出た。宮崎謙介議員と金子恵美議員の結婚である。週刊誌やタブロイド紙は「イケメン&元ミス日本」のカップルと報じている。この2人、二階派所属なのである。

二階派ってそんなに「出会い」が多いのか。楽しいのか? 調べてみると今年3月19日号の『週刊文春』にこんな記事があった。「中川・門”路チュー不倫”を生んだ肉食系二階派の風紀」という記事。「自民党関係者」がこんなコメントをしている。

《「親分はコワモテですが、二階派は、若手議員から『雰囲気がいい。楽しい』と人気派閥なんです。当選3回以下の若手が大半を占め、合宿や飲み会が多い。若さと一体感があり、他派閥が獲得に二の足を踏む”訳あり”も積極的に受け入れてくれる”懐の広さ”もある」》

楽しそうじゃないか二階派。そして最新号の文春ではこんな記事が。「恋の始まりはパーティーで!? 二階派のジンクスは続くのか」。

ジンクス? 何のことかと読んでみると、二階俊博氏は建設業界や観光業界から「大人気」で、6月におこなうパーティーは今から盛況が予想されるという。今回が3回目のパーティーとなるが、あるジンクスが密かに話題となっているというのだ。二階派関係者のコメントを引用する。

《「司会は男女の議員が務めるのが恒例になっており、13年は宮崎謙介、金子恵美両衆院議員、昨年は中川郁子(ゆうこ)、門博文両衆院議員が務めています。(略)今年の司会は誰に任されるのか、目下のネタになっています」》

なんと、このパーティーで司会したカップルが続々と結ばれている。政治資金パーティーなのにまるで出会い系パーティーみたいではないか。楽しそうじゃないか二階派。今年の司会は誰だ。

二階派の他のメンバーを見てみると「政治資金でキャバクラ支出」が報じられた鶴保庸介参院議員、女子アナとの結婚が話題となった小倉将信衆院議員がいる。あ、小倉議員に関しては先日こんなニュースがあった。

「テレ朝の島本真衣アナと小倉議員がスピード離婚」(日刊スポーツ4月30日)

1年半で離婚というのが格好の話題になっている。とにかくマスコミをにぎわす人が多くない二階派。ちなみに、片山さつき議員も所属だという。

出会い系派閥というより、フワフワした人が多いのかもしれない。

Written by プチ鹿島

Photo by 二階俊博公式HPより

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プチ鹿島●時事芸人。オフィス北野所属。◆TBSラジオ「東京ポッド許可局」◆TBSラジオ「荒川強啓ディ・キャッチ!」◆YBSラジオ「はみだし しゃべくりラジオキックス」◆NHKラジオ第一「午後のまりやーじゅ」◆書籍「うそ社説 2~時事芸人~」◆WEB本の雑誌メルマガ ◆連載コラム「宝島」「東スポWeb」「KAMINOGE」「映画野郎」「CIRCUS MAX 」

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