ノーベル賞受賞者の肖像を飾る空のギャラリー。ここに高銀氏は入れるのか?(ソウル・教保文庫)
今年のノーベル賞各賞の発表が明日7日から始まる。昨年、生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中秀樹教授に続く日本人受賞者が現れるのか期待がかかる。一方、お隣の韓国では、詩人の高銀(コ・ウン)のノーベル文学賞受賞を祈る多くの行事が開催されている。韓国系メディアが報じている。
5日には、銀波ムルピ橋広場で高銀のノーベル賞受賞を祈願するフォーラムと 農楽団と市民が約2キロを一緒に練り歩くウォーキング・パフォーマンスが開催された。8日には群山芸術の殿堂大公演会場で、ノーベル賞受賞祈願宣言式と歌手チョ・ハンジョ、キム・ヨンイムなどが出演する公演が行われる。
今年のノーベル文学賞の発表は10日か17日が有力とされている。韓国の群山一帯では、18日まで合唱フェスティバル、韓国の踊り百年花など各種のノーベル賞祈祷イベントが行われる予定だ。
なお、英国のブックメーカー(賭け屋)の大手、ラドブロークスによると、2013年ノーベル文学賞の賭け率一番人気は日本人の村上春樹氏で3倍。続く2位はアメリカの女性作家ジョイス・キャロル・オーツ氏の6倍。韓国の期待を一心に背負う高銀氏は10倍で4位に付けている。
韓国人では、2000年に金大中氏が平和賞を初めて受賞して以来、ノーベル賞とは遠ざかっている。祈祷や呪術の類いで受賞が叶うかは疑問だが、韓国ではそれほどまでにノーベル賞受賞が待望されているのだ。
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Written by 朴建勲
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