実は危険極まりない男だった偽手話男。南ア政府への批判は必至だ。
南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の10日の公式追悼式で手話通訳が「でたらめ」だったとされる問題で、通訳をした男性Thamsanqa Jantjie氏(34)は15日までに、かつて窃盗で有罪判決を受け、3年の服役を終え、さらには殺人と殺人未遂、誘拐、強姦の罪でも疑いをかけられていたことが判明した。
偽手話男として有名になったJantjie氏だが、これまでにレイプ(1994年)、窃盗(1995年)、押し込み強盗(1997年)、不動産への悪意的な損害(1998年)、殺人、殺人未遂および誘拐(2003年)によって容疑を科せられていたと、南アフリカのニュースサイト『eNCA』が報じている。
すでに渦中のJantjie氏は、英国の大学で手話通訳を学び、通訳の派遣会社に所属していると主張していることも「虚偽」ではないかと指摘されている。統合失調症を告白し、過去に殺人容疑がかけられていた人物が、米オバマ大統領をはじめとした各国VIPに接近したという事実はセキュリティ面でも大きな問題だ。南アフリカ政府へのさらなる批判は免れないだろう。
Written by 内村塩次郎
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