様々なドラマを生み出しながらも総合プロデューサー、コンスタンチン・エルンスト氏の豪華な"四輪自虐"Tシャツで閉幕となったソチ五輪。
今回の五輪からも多くのスター選手が誕生となっているが、中でも同大会を代表するアイドル選手となったのが、ロシア出身のフィギュアスケート女子団体戦金メダリスト、ユリア・リプニツカヤ選手(15)だろう。
リプニツカヤ選手の個性的なキャラクターは日本のインターネット上でも大人気となっており、連日、「リプニツカヤ選手と羽生結弦選手がエキシビション」「リプニツカヤ選手の語録がスゴイ」「リプニツカヤ選手のイラストが非公式RT」「リプニツカヤ選手の部屋にコロ助が」といったニュースが世間を賑わせている。
▲問題のコロ助画像。
一方で、このようなリプニツカヤ選手に対する注目度の高さが裏目に出るという騒動も発生してしまった。リプニツカヤ選手の名を語るアカウントから出されたロシア語ツイートを、日本語に翻訳してみたところ、以下の様な文面になったとの情報が出されたのだ。
『オリンピックではたくさんのファンができたけど、 その中に、特に日本人の多くに、少し気持ちの悪い人がいる。』
この真偽不明情報に飛びついた複数のアフィリエイトブログが『 リプニツカヤちゃん「日本人の一部のファンがキモい」 』と早速まとめ記事を作成。しかし、実際には「オリンピックもあと僅かで終わってしまいます。我が国のオリンピックには特別な心地よさがありました。」といった意味合いであることは翻訳サイトからも明らかだった。
【Google翻訳】
それはすぐにオリンピックが終了します そして、この特定の楽しいを失った オリンピックの雰囲気 私たちの国のゲーム...
この騒動にネットユーザらは「ホントだったらご褒美だったのに...」「ロシアの15歳だろ?このアカウントそもそも本人?本人だったら俺のリプニー画像うpする」「これがソチ五輪テロの正体やったんや!」とのコメントを寄せている。
現在もこの捏造記事は削除されること無く存在しているため、該当のアフィリエイトブログを「在日ロシア連邦大使館に通報しよう」という動きまで加速している。今回発生してしまった一連の「リプニツカヤ選手釣り翻訳騒動」。多くの人の目に留まるニュース記事を扱う側には、リプニツカヤ選手の得意技「キャンドルスピン」並みの"柔軟性"が要求されるという良い戒めになっただろう。
Written by ニポポ
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