27日現在、南北首脳会談の開催で南北和解ムードが盛り上がる中、韓国のあるエリアに投資家が殺到しているという。
そのエリアとは京畿道坡州(パジュ)市内の「民統線」と呼ばれる地域。軍事境界線から5~20キロ南方の地域で、軍事施設や軍事機密保護のために民間人の出入りを統制するエリアとして指定されている。
住民以外の民間人の出入りが自由でないだけでなく、ここでは開発が不可能なため、これまで投資先としては注目されてこなかった。
休戦状態の朝鮮戦争が「終戦」となれば、このエリアの開発が急激に進むと投資家たちは期待しているのだ。特に京義線(鉄道)や統一路(車道)などの南北をつなぐ陸路のある周辺の売買が盛んだという。
聯合ニュースによると、今年3月のパジュ市の不動産価格は2月比で1.5倍。現在、買い手はいても売り手がいない状況だという。中には現地を見ずに、土地の縮図や衛星写真だけを見て契約を結ぶケースも多いそうだ。(文◎李ソヨン)
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