「ナッツはお皿に入れて提供するものでしょ!」
と、飛行機乗務員に激怒し、正座で謝罪させるのでは飽き足らず、滑走路に向かっていた飛行機を迂回させて乗務員を下ろしてしまった「ナッツ姫」事件。
この事件の主役である大韓航空の会長令嬢であり副社長だったチョ・ヒョナは、結局、逮捕され執行猶予付きの実刑判決を受けた。
事件からおよそ3年。今度はその妹が広告代理店の社員にコップの水を浴びさせたことが問題になっている。
妹の名はチョ・ヒョンミン。日本では「水かけ姫」というニックネームが定着している。
このチョ・ヒョンミンのパワハラは同社内では日常茶飯事だったようだ。水かけ事件を機に、複数のメディアにリークされた、同社スタッフが録音したであろう彼女が部下を罵倒する音声ファイルが、その実態を物語っている。
録音された場面も様々で、これらをメディアに持ち込んだ人が一人ではなく、複数いるのだ。
音声を聞いてみたのだが、ちょっと心配になるレベルである。罵倒されているスタッフはもちろん気の毒なのだが、どなっている本人の声が完全に裏返っていて、正気でないことがわかる。
また、二人の母親が自宅のリフォームを請け負った業者に対して、罵声を浴びせる音声も報道されている。業者の人物があまりに驚いて録音しておいたというのだ。
報道では「ピー音」も入れられているが、それ以外の部分もちょっと日本語に訳すのがはばかれるようなセリフも混ざっている。
※自己責任でどうぞ↓
https://youtu.be/7zYWLE03G8U
韓国ドラマによく出てくる性格の悪いお金持ちの演技が時に大げさに感じられることがあるが、音声を聞くとドラマよりも嘘のような激高ぶりである。
ちなみに日本では「ナッツ姫」「水かけ姫」と称され報道されているが、韓国でこれらは「ナッツリターン事件」「水かけ事件」が一般的だ。(文◎李ソヨン)
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