前代未聞の強姦事件の初公判が迫っています。
昨年、山形県と山梨県で女性宅に忍び込み、乱暴してけがを負わせたとして強姦致傷と住居侵入の罪で起訴されたNHKの元記者、弦本康孝被告(29)。裁判員裁判の初公判が、4月10日に開かれる予定です。
「起訴状などによると、甲府放送局勤務時の2013年12月と14年10月、山梨県内で1人暮らしの20代女性宅に侵入、就寝中の女性にクロロホルムを使うなどして乱暴し、けがを負わせたなどとしています。弦本被告は山形放送局勤務時の16年2月、山形市内でも20代女性に乱暴してけがを負わせたとしています」(社会部記者)
卑劣極まりないことに、弦本被告は被害者と取材を通じて知り合い、自宅住所などを入手したといいます。事件を取材する立場にある記者が個人情報を悪用し、犯行を重ねていたのです。開いた口が塞がりません。
さらに捜査の過程で驚くべき事実が浮かび上がってきました。被害者3人のうち複数人が男性経験のない処女だったことが明らかになったのです。
「被害者の中にはPTSDに苦しみ、社会復帰できないでいる女性もいます。実は、同じ強姦罪での起訴でも、相手の女性が処女だった場合には量刑が重くなるケースがあります。検察としては『処女の今後の人生を考えると罪を重くせざるを得ない』という判断なのです」(同前)
検察は処女の将来を奪った点を考慮し、法定刑の上限である無期懲役を求刑する見通し。
地裁によると、裁判員裁判による公判は7日間にわたり実施され、同月25日に判決が言い渡されます。
現在、弦本被告は一貫して無罪を主張。NHKの評価を著しく貶めた凶悪犯の裁判の行方が注目されます。
「16年以降、NHKではタクシーチケットの私的使用や受診料の着服などの問題が噴出しています。今年3月には、北海道苫小牧市で鹿狩りに出掛けていた苫小牧支局の記者が市内の林道で立ち往生。(記者の要請で)車の救助へ向かったロードサービス会社の従業員が死亡するという事案が発生しました。その日、NHKは『不要不急の外出』を控えるよう呼びかけていたため批判を浴びました。世間の風当たりが強い中で、今回の強姦裁判。NHK上層部は頭を抱えています」(NHK関係者)
この難局をNHKは乗り切れるのでしょうか。(取材・文◎編集部)
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