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日大アメリカンフットボール部員による危険タックル問題。今も日大側や内田前監督側は「意図的に相手選手へ怪我を負わせる指示の有無」について事実関係を否定していますが、連日のように内田前監督からのパワハラ被害や暴力被害を訴えるものが続々と名乗りを上げています。
昨今新たに浮上した疑惑を幾つか上げてみると以下のようなものが挙げられます。
まず騒動となったのは、昨年初めに日大アメフト部内で発生した内田前監督による選手への暴行事案。この暴力沙汰では選手に耳の神経麻痺が発生したそうです。しかし、告発の動きが発生するも内田前監督は「練習による脳しんとう」と虚偽の説明をしたため、これに嫌気した20人前後の部員が大量退部したという情報です。
続いての騒動は50代の日大アメフト部OBに対する暴行。なんと有力アメフト選手に成長した同OBの息子を日大に進学させなかったことについて不満を爆発させた内田前監督が、50代OB男性に殴る蹴るの暴行を加えたという話です。
また、某コーチのゲイビデオ出演疑惑を内田前監督がもみ消した恩義で服従させていたという情報など、関連騒動の発生はまだまだ止みそうにありません。
一連の情報にはもちろん厳しい意見も寄せられているが、行き過ぎた"私刑"に対する苦言もいくつかだされています。
・内田が悪いのは状況から分かるが推定有罪で処罰ってのはどうなの
・クズオブザイヤー受賞
・この部もう存続無理だろ
・なんでもかんでも監督とコーチが悪いって空気が気に入らない。というかこの件でマスかいてる大衆の精神性が救いがたい
・イジメが当たり前だと心底刷り込まれている体育会系脳は、こういうときどう対応していいのか全くわからないのだろうな
また、この日大のイメージ悪化問題から約1万人程度の受験者減が発生するのではと考えられており、想定通りこの状況が発生してしまった場合には受験料だけで約3億5000万円の被害額が発生することになるそうです。
現在は問題の試合を主催した関東学生アメリカンフットボール連盟が、内田正人前監督と井上奨前コーチの反則行為指示を認定し、最も重い「除名」処分(事実上の永久追放)を下したことが大きな話題となっています。
それでも処分が軽いとする世論が圧倒的となっているようですが、内田前監督や井上前コーチ、そして日大はどこまで追い込まれていくことになるのでしょうか。(文◎編集部)
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