今月6日に一斉執行された「オウム真理教」麻原彰晃こと松本智津夫をはじめとする教団元幹部計7人への死刑執行に続き、26日には残る6人、岡崎一明、横山真人、端本悟、林泰男、豊田亨、広瀬健一の6死刑囚に対しての執行も一斉に行われた。オウム真理教事件で死刑判決を受けていた13人への死刑執行が全て完了し、事件は大きな節目を迎えた。
一連の一斉執行に関し、EU諸国や国際的な人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は非難声明を出し、国内では和歌山毒物カレー事件・林真須美死刑囚が精神的に不安定になることを表したり内外に大きな波紋を呼んでいる。
もちろん、後継団体や松本家の面々が何を語るかという点に注目も集まっているわけだが、三女アーチャリー・松本麗華氏が気になる意味深発言を出し憶測が飛び交っている。
「無事に会えますように」
このコメントは残る6人への死刑執行が発表される前であるため、死刑執行情報が事前に伝わっていたのではという憶測もあるが、現実的に情報の流出は考えにくいため、自らが父親に対する思いとして綴られたとみる声が大きい。
続けて死刑執行情報が出された後に追加されたコメントは以下。
「祈るしかない......」
こちらは一つ前のコメントの続きと解釈するものも少なくないが、タイミング的に死刑執行となった元幹部たちの冥福を祈っているのではとする声が多数となっている。
また、該当のツイートに対しリプライも多く寄せられているのだが、誹謗中傷だけでなく麻原彰晃のニセアカウントから様々な声が届けられているため同情の声も寄せられている。
・この子はずっとこのリプ欄みたいな奴らに絡まれてるんだろ。さすがに同情しちゃう
・アーチャリーってメディアにも出てたから洗脳解けたのかなと思ったら今も麻原信仰してんのな、カルトサーの姫
・坂本弁護士始め、被害者にどのツラ下げて会いに行くのかな
・「幹部が勝手にやっただけで自分の父親(麻原)は殺人を指示してない」って立場だったじゃん
・今回殺されたのは父親を死刑に巻き込んだ奴らじゃないの? なんで無事に会えること祈るのよ
・自殺でもしようとしてるのか? とめろよ
過去には自殺未遂騒動もあったという松本麗華氏だけに、目まぐるしく変わる状況に再び不安定な日々を送っている可能性もあるのではないだろうか。(文・編集部)
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