毎年、曜日に関係なく8月2日から8月7日に青森県青森市にて開催され、1980年には国の重要無形民俗文化財にも指定された夏祭り「青森ねぶた祭」。
色とりどりで精巧な巨大灯籠が街を練り歩く姿を見ようと、来場者数は毎年延べ200万人以上となる日本屈指の大祭だ。
そんな青森ねぶたが揺れている。
なんと、青森ねぶた開催地付近のホテルが駐車場に「ご宿泊・1階レストランご飲食以外の方は、ねぶた期間中につき、特別高価格にご注意ください。」と大きな注意書きを掲示して入るものの、60分5000円というトンデモ価格を掲げ、実際に3万円を払わされた、6万5000円を払わされたという利用者に告発される事態に。
ちなみに通常価格は20分200円だが、最大料金が700円と設定してある。
ホテル駐車場管理側の言い分としてはホテル利用者が駐車場を利用できなくなってしまっては大問題なため、苦肉の策として利用者を出さないための抑止力的価格設定にしているとのこと。
もちろん昨今のトレンドでもある「自己責任論」が横行しているため、「読んで理解しないやつが悪い」「騙される方が悪い」「そもそも車で来るな」といった辛辣な言葉を投げかけるものも多いが、それであれば最初からホテル専用駐車場とすれば良いだけの話と異論を展開するものも少なくない。
・普段は閑散としてるから取れるときに取っとかないとな
・人が集まる時に駐車料金が特別高くなるのはよくある 初詣時期の寺や神社付近とか
・桜開花時期の名所付近のショッピングモールとか このねぶたのここまで極端ではないけど すぐわかるように明示してあるんだからそんなところに駐車したからには文句は言えないな
・名古屋ドーム近くのイオンも 野球ある日は特別料金で+6000円だね 要は「通常客の邪魔になるからとめるな」ってこと
・これを認めたら真似する奴が出て来てこんなんばっかになるんだからな
また、同駐車場管理会社は北海道の観光名所付近で運営する駐車場にて、近隣より2~3倍高い価格で駐車料金を設定しているとして、昨年夏にトラブルが表面化していることも明らかに。
この当時も「価格を見ないで利用するほうが悪い」との声もあったようだが、間違う人が後を絶たずトラブルが続発している以上、自己責任で割り切れるものではないだろう。(文・編集部)
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