以前はDVDでこういう動画を販売して捕まった例もある
車文化が一般家庭にもすっかり浸透し、70年代にはスーパーカーブーム、そして日本の自動車メーカーが黄金期を迎えていた80年代~90年代には、改造車に熱狂するものやスピード狂といった存在が隆盛を極め、高速道路で法定速度を大きく上回る最高速アタックをする様子を収めたビデオが警察署に送られてきたり、市販されたりという事案が度々騒動となっていた。
このような事案を彷彿とさせる騒動が、平成も終わろうかというご時世に勃発となってしまった。
今年1月、東大阪市の第2阪奈道路のトンネル内でナンバープレートを隠した状態の車が、制限速度(時速60キロ)を約220キロオーバーとなる、時速約280キロで走行。道路交通法違反(速度超過)などの容疑で大阪市城東区在住・無職の男(35)が書類送検されたという情報が今月5日に報じられたのだ。
この無職の男は違法走行を配信するユーチューバーのようで「10回ほど同じようなことをしてアップした。みんなに見てほしかった」と容疑を認めているという。
アップロードされている動画を確認すると、確かに直線の長い無人のトンネル内で驚くほどの加速と安定した走行性能を見せる車のスピードメーターが、あっという間に時速300キロを超える場面が記録されている。この騒動にはもちろん様々な声が寄せられることに。
「GT-R凄いな。動画見ると300キロ超えてるぞ」
「タイヤの性能すげーなw」
「こいつ金もヒマももて余して他にやることねーんだろーな」
「この35は初期型。 チューニングしてるから速いな。ノーマルタービンのブーストアップ仕様かな」
「GT-R中古で400万からあるなぁ。維持費高いって言っても400万はさすがにお得すぎ」
「罰金軽くても50万以上?」
「メーカーも売り方を考えるべき」
「これは、不特定多数に対する殺人未遂行為なんじゃないのか??」
「迷惑だし犯罪だし参考にするバカも出てくる」
「湾岸の千葉君は330km出していたよ、もちGT-R。GT-Rかポルシェターボじゃないと300は無理だね」
さらに今回違反を行なったドライバーは他動画で一般道にて暴走する様子も配信しており、そこでは当然のように信号が無視されている様子や、他ドライバーとのすれ違いなどもあるため危険性が指摘されている。
なぜか日産・GT-R(R35型)に対する評価を高めるものも少なくないが、今回の事案では事故が発生する前の逮捕となっているため、胸をなでおろすべきなのだろうか。(文◎編集部)
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