日本は国内に拠点を置く新興宗教団体の多さでは世界的に見てもその幅広さが目立つ。
もちろん信仰の自由があるため差別の対象とすることは良くないのだが、その一元的な解釈を押し付ける手法はどうも人々から反感を買うことが多くなりがち。これに金銭的な流れやビジネス的な要素が加わると、人々の反感はさらに高まる形になる。
そんな宗教アレルギーだけでは割り切りないような事案が現在発生中だ。
騒動の渦中にいるのは、なんと11歳の少女。人間に生まれる前の自身のことについて「空の上で、神様をやってました」と語っており、その言葉が心に響くと全国各地で行われる講演会には人々が詰めかけ、さらに彼女の言葉を収めた書籍は売れ続けているという。
彼女の言葉には「神様の一番の仕事は、魂からの『このお母さんのところに行きたい』っていうリクエストを聞いてあげること。それは一番上の神様にしかできない」「私の場合は、最終的にママを選んで、この世に生まれてきた」「宇宙には神様や天使さん、魂や見えない存在たちがいる。魂は、沢山の経験をするために地球に来ている」「神様って、みんな優しくって、面白いんだよ」といったものがあるという。
「こういうのは100%親が...」
「一番上の神様がそんな雑務やってるんだ...」
「これ児童虐待だろ」
「周りの大人は何してんだ」
「結局子供ってのは往々にして親の望んだ姿になりがちなんだよな」
「なんか子供に何かやらせて金にするの増えたな」
「出版社も出版社だわ。金のためならなんでもするのかよ」
「母親を調べた方がいいのでは??」
「こりん星」
「子供は嘘を付きたくなくても親に嫌われるのが嫌で合わせるようになる」
「何よりヤバイのはこれを聞きに来る層だろ。病みすぎだろマジで」
どうやらインターネット上にはこの神様小学生に懐疑的な声が広がっているだけでなく、保護すべきではといった意見さえ見受けられる。
過去にあった同様の事例として、脳障害児が文字盤を指し示すことで素晴らしい詩を読み、「奇跡の詩人」と持て囃される現象があったのだが、最終的には週刊誌に親が主導している疑惑を報じられ、懐疑的な流れが大きなものとなる騒動も発生している。
「虐待」という言葉を使う人も多い今回の神様小学生騒動。彼女は大きくなるに連れ何を思うようになるのだろうか。(文◎編集部)
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