与党の圧倒的な情勢が伝えられる中、全国各地では、「自民の次の席」を狙う熾烈な戦いが繰り広げられている。そんな「一強多弱」の衆院選において、各方面から集中攻撃にあっているのが次世代の党だという。
「共産党の機関紙『しんぶん赤旗』がホームページ上で、次世代の党を"日本版ネオナチ"と批判したのが象徴的ですね。共産党のみならず、東京12区から出馬した党の副代表・田母神敏雄氏が街頭演説で『公明党をぶっ潰す』と宣言する過激さで、創価学会の運動員にも敵対心が広がっています。さらに、政策主張が正反対の民主党からも目の敵にされている状況で、各地で苦戦しています」
そう証言するのは、ある全国紙記者。もはや次世代の党の最大の話題は、石原慎太郎最高顧問の「政界引退」のみといっていい状況だが、そんな党の苦境を示す、ある候補者のツィートが話題になっている。
このツィートは12日現在で1140リツィートされるなど関心が高まっている。その後、この遠藤宣彦候補者は警察に被害届けを出したとのことだが、何かと敵が多い党だけにどの方面からの嫌がらせか分からないという好例だ。一部の事前調査では現20席から2議席程度になるという予測もある次世代の党。各地で、ポスター剥がしの嫌がらせも受け、さらなる苦境に立たされているようだ。
Written by 北里雅俊
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