民主党・岡田代表、寝癖を直さず記者会見！ それを指摘したところ...

　30にして立つ、というけど、62歳にして立ちました！ で、何が立ったのかというと、民主党の岡田克也代表（62歳です）の後頭部の髪の毛です。永田町で髪の毛が立つといえば、亀井静香衆院議員の専売特許のようなものでしたけど、とうとう岡田代表もその仲間入り......。ていうか、その仲間ってどういうグループよ？

　などと、自分でボケて自分で突っ込める関西人の私は、12月10日午後2時に久しぶりに岡田会見に行ったんです。木曜日午後2時というと、維新の党の松野頼久代表の会見とぶつかります。どっちに行くかというと、これまでならもちろん松野会見でしょ。そうでなかったら、志位和夫共産党委員長の会見でしょ。でも志位会見は記者クラブから「質問をご遠慮下さい」と言われちゃうんですよね。権力集中制を標榜するくせに共産党は、自分のとこの国会議員の会見の権限も集中できないらしいですわ。

　話を戻して、今回だけは岡田会見。だってこの日の朝、維新の党との統一会派形成のための両院議員総会が開かれたんですから！ それについて質問しなきゃ！

　でも会場で見つけたんです！ 質問ネタではなく髪の毛ネタ。あれえ、立ってるじゃん！ それからもう、私の心は質問どころじゃなくなりました！ はい、岡田代表の後頭部にくぎ付けでしたよ。ななめ前から見てましたけど......。後頭部のはねた髪に気をとられながら、それでも2回ほど質問して、会見が終わるとそっとそっと岡田代表に教えてあげようとしました。

「だいひょー！！！ かみのけ！ たってますよおおおお！！！」

　岡田代表はにっこりと笑い、「久しぶりだね」と答えて去っていきました。ええ、会話になっていないのは、今回に限りません。気にしない、気にしない......。

　後で役員室長の近藤洋介衆院議員に聞くと、どうやら朝の両院議員総会から髪の毛について気付いていた模様。なおそうとしてもなおらなかったとか......。意のままにならないのは党内ばかりではないようです。

Written by 安積明子

Photo by 外交をひらく――核軍縮・密約問題の現場で