樽床伸二元民主党幹事長代行を見かけた。いや正確には、樽さんが17日に党本部で開かれた民主党の全国幹事長会議に参加し、終わって出ていこうとしているところを、エレベーター前で見つけてしまった。これは話を聞かなくては!
だって樽さんは、いまや民主党の解党を叫び、一躍「時の人」となった前原誠司氏と同じ松下政経塾の出身だから。ちなみに樽さんは3期で、8期の前原氏の5期先輩。ともに松下幸之助氏の薫陶を受けたはずだが、同氏の秘書を長年務め、松下政経塾を創始した江口克彦参院議員によると、「前原君は30点で、樽床君は18点」らしい。前原氏がリードしているということかな。ちょっと目くそ鼻くそぽいけど。
ところがいつもなら樽さん、「よっ!」という感じで満面に笑みをたたえて握手してくれるのに、この日に限っては愛想がない。とりあえずエレベーターに同乗すると......。
「肩が痛いわ。五十肩や。腕が上がれへん」
痛くて上がれへんって、民主党の支持率と同じですよね? とは言えなかったが、とりあえず前原氏の解党的出直し論についてだけ聞いてみると......。
「個別の問題には答えません!」
と、解党ならぬ回答拒否。どーしてよ? いつものきさくな樽さんらしくないわ。ということで、その後で見かけた元衆院議員で兵庫県連幹事長の向山好一兵庫県議に、樽さんの五十肩について聞いてみたら......。
「そんなもん、誰もが通る試練やがな。オレも数年痛かった」
そうか!五十肩の痛みって、誰もが通る試練なのか!では民主党の低迷も、誰もが通る試練......ってことないわっ!
Written by 安積明子
Photo by 樽床伸二公式ホームページより
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