いやはやひどいものですね。自民党の宮崎謙介衆院議員が「男性国会議員も育休制度を」という主張です。奥様で同じく自民党衆院議員の金子恵美氏が来年1月に出産するので、宮崎氏はその時に1か月ほど育休をとるとか。もっとも個人的にお休みになるのはご勝手ですけど。
これについて自民党内はもちろん、野党からも批判が出ていますね。民主党の蓮舫代表代行は、「時間的自由度の高い国会議員は、完全育休より公務との両立が可能」とツイッターで呟いていました。なんちゅう悔しいこと! 蓮舫氏に正論言われているじゃん!
おっと、自民党の初当選同期組の大久保三代元衆院議員からも、ブログでこんなこと書かれちゃっていますね。
「育休よりも、やるべきことがあるよ」
http://ameblo.jp/okb-34/entry-12109394159.html
しかも大久保氏は、宮崎氏が加藤紘一元自民党幹事長の女婿だったことで、「加藤先生の娘さんと結婚する時点で、宮崎議員は政治家の道を目指していたんだろう」とプライバシーを暴き、さらに「たった三年で離婚してなお、京都三区から当選してくるってのは、いったいどんな手をつかってきたんだと怒っちゃうのは自然」とまで言い切っている。
もっとすごいのは「宮崎先生の金子先生への猛アプローチは目をそむけたくなるほど」と書いてある点ですね。こういうところ、大久保氏は気持良いくらいというか、気持悪いくらい容赦ない。彼女よりもやや心の広いかもしれない私は、「もう結婚したんだから、いいかげん許したれよ!」と思うわけですわ。実際には許す気はないですけど。
結局、何が哀しいっていうと......。この少子化社会で、本来なら男性の子育て参加を奨励すべきところなのに、「ボクに赤ちゃんができたので国会をお休みするよ!ボクが男性国会議員の育休制度を作るから、民間のみんなはこれに倣ってね!」というような宮崎氏の安易な発想がミエミエなんですよ! 蓮舫氏や大久保氏がよほどマトモに見えて......。ああ、哀しい!
Written by 安積明子
Photo by 宮崎けんすけ公式サイトより
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