選挙が開催される度に供託金を収め出馬するものの、思うように得票数を集められず当選はもとより、同選挙区での最下位争いに甘んじてしまう。それでも再び選挙が開催されれば、供託金を収め懲りずに出馬を繰り返す。
――そんな「名物泡沫候補」界隈には一時期引退ラッシュが発生、2014年にはマック赤坂氏が引退表明(後に引退を撤回)、2015年には羽柴秀吉氏が肝硬変のため死去、この流れにも負けず独自の戦いを貫き続けた、唯一神・又吉(イエス)光雄氏から以下のような発表がありました。
『代表の唯一神又吉イエスの健康がすぐれず、回復して政治活動・選挙活動をするのは無理とのことであります。
よって、ここに世界経済共同体党の政治活動とホームページを閉鎖します(但し、ホームページは10月末に閉鎖となります)。
長い間のご支持・ご支援をありがとうございました。尚、唯一神又吉イエスの名称と存在は従来通りであります。』
これには引退を惜しむ声が続々と贈られることになりました。
・何が従来通りなのかわからなくて草
・唯一神又吉イエスの健康がすぐれず って字面が面白すぎる
・神なのに体調崩すなよ
・秋葉原で話したことあるけど普通に礼儀正しい腰の低いおじいちゃんだったわ
・沖縄米軍基地の地主
・おいおい唯一神死んだら人類どうすんだよ
・唯一神なんだから転生くらいできるだろ
中には、
「一番最初の宜野湾市長選の時になかなかパンチの効いた所信表明を目にして以来、ずっと追いかけ続けてきたイエスウォッチャーとしては寂しい限り」
という、実に年期のこもった唯一神ウォッチャーからも引退を惜しむ声が届けられていました。
過去にも、資金繰りの悪化から引退を匂わせる発言をしたことのある唯一神又吉イエス氏ですが、今回の引退表明では「世界経済共同体党」の解党も公言しているため政治活動への復帰はかなり難しい状況にあるようです。
1997年の宜野湾市長選に始まり、2003年からは東京都での選挙戦を戦い抜いた「唯一神又吉イエス」氏。ひとまず最大限の敬意とお疲れ様でしたの言葉を贈りたいと思います。(文・編集部)
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