安倍首相(自民党総裁)の出身の自民党内最大派閥の細田派(94人)では、所属議員に総裁の三選に向けた誓約書を書かせる動きが出ています。
誓約書まで書かせるのは異例のことと読売新聞で報じられ、SNSには誓約書の画像まで出回っています。
【安倍晋三総裁の三選に向けて全力を尽くして応援するとともに、必ず安倍晋三候補を支持することを誓約いたします】と書かれています。
安倍総理を知る元自民党衆議院議員は、
「支援者や後輩に先代が裏切られたのを見ていますから、敵と味方の2分でしか人を見ることができない世襲政治家は多いです。特に、石破茂氏に裏切られたので、安倍さんとそのシンパはナーバスになっているようです。来年の統一地方選公認を貰いたければ、安倍総裁を支持しろというセット商法のような動きもあり、危険ですね」と語ります。
自民党が下野した頃には、自らパーティー券営業等、かなり苦労していたので、その時の悪夢がよみがえるのでしょうか。
「若手の議員の結婚披露宴の主賓挨拶の際に『やっぱり自民党でしょ。素敵な出会いまであるんですよ』とスピーチでPR。『今度、私のパーティーにも来て下さいよ』と安倍さんが言うので、社交辞令で『はい』と答えたら、翌日速達で安倍晋三政治資金パーティーの案内が二万円の振込用紙付きで届きました。速達でパーティー案内を送って来た政治家はオンリーワン」(披露宴参加者)
すでに、水面下で自民党総裁選の暗闘は始まっています。(文◎冴島奈穂美)
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