2ちゃんねる個人情報3万件流出で問われる「自作自演スキル」

　日本最大の匿名掲示板「２ちゃんねる」の有料会員の個人情報3万件が流出した。さらに流出したデータをもとに、２ちゃんねる上で自作自演、誹謗中傷、荒らし行為をしていた人物が特定されるなど騒動になっている。

　ネットを多く利用するようになると、２ちゃんねるという掲示板に出会うはずだ。今でこそ話題は少なくなったが少し前は犯罪の温床。援助交際から薬物売買などありとあらゆる情報が集まった掲示板だったのだ。

　少しでも隙をみせた書き込みをしたら激しい攻撃を食らう。初心者は２ちゃんねるは怖いところだと思うのはこのへんが原因だろう。心弱い人は  距離をとろうとしてもおかしくはない。逆に言えばネットスキルを上げるには最適な場所かもしれない。

　２ちゃんねるで生き残るにはどうしたらいいか？

　論議を展開する場合　ドラえもんの法則をつかい自作自演をすると罵倒されずに自分のペースを作ることができる。ドラえもんの法則とは、藤子不二夫アニメに登場する５人を模した言葉だ。

・主人公のドラえもん

・いじめられる　のび太

・マドンナ　しずか

・いじめっこ　ジャイアン

・金持ち　スネ夫

　この５人がいればどんなドラマも作り上げることができるのは説明するまでもないだろう。一人で演じ分けられれば２ちゃんねるはあなたのものになるのだ。

　まず自分が話題にしたい"しょーもない"話題を振る。それに対しての反応を待つのではなく自分のキャラクターのジャイアンが行う。

「馬鹿じゃねーのそんなこと」というような罵倒を投げかける。

さらにスネ夫が追い打ちをかける。

「そーだよこいついじめちゃえ」

それに対してマドンナしずかが収める。

「おまえら　人の意見はきけよ」

 

　最後にドラえもん。

「だから結局こうやってやればいいんじゃね」

 

　相手はこの中に割り込むように入ってくる訳だから、話の筋は自分のものということだ。こうして、自分の思う方向へ話を持っていけばそのスレはもうあなたのものだ。

　しかし！　２ちゃんねるには各種のトラップがある。

　接続のＩＰを表示するＩＰ板では同一ＩＰからカキコしているのがわかるようになっている、またＩＰを強制表示させるfushianaなどもある。

　もし本当に２ちゃんねるであそびたいなら１年ＲＯＭれ。

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Written by 細田時弘

Photo by Brian "DoctaBu" Moore

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