好きな言葉は「どんぶりごはん」、好きな食器は「カレースプーン」!
いやぁ、ごはんっていいですよね。
1日3回の幸せ。短い人生、ごはんは1回たりとも削りたくない。
自宅でも作るくらいレバニラが好きなので、初めての中華屋さんに入った時は、「日替わり定食」でも「おすすめメニュー」でもなくて「レバニラ定食」を頼みます。おいしさの基準はレバニラです。レバニラが好みのお店は全部おいしい。正解。
レバニラと言っても、片栗粉多めのもったりベタベタ系、臭みのないあっさり野菜炒め風、などいろんなタイプがありますが、わたしが望んでいるものは、液体多めのしょっぱ甘い系。
天才の食べ物。
本日のレバニラは大久保駅。ここは学生町なので、ランチの価格も安くお店も多いのですが、ぐんぐん歩いて向かうは駅から2分の中華料理屋さん「梅ちゃん」。日替わりは毎日ほぼ3種類、だいたいが500円〜800円くらい。お財布に優しい! 通いやすい!
ここはとても好みのレバニラを出してくれます。ちょっと甘めの濃い味オイスターソース。水分多め、真っ黒のバシャバシャ系。しっかり味が染み込んでいるので、もやし部分だけでもごはんがもりもり食べられます。すごくないですか? っていうか、山盛りなのでむしろレバーがちょっとあまる。
バシャバシャなので服に飛ばさないように注意
そして、定食屋さんで重要なのがごはんです。わたしは新潟出身ですが、ごはん自体の味にそれほどこだわりがないので、重要なのは「風味」だとか「炊き加減」とかではないのです。サイズです。定食屋さんで、家で使っているようなこぶりのお茶碗サイズのご飯を出されると、がっかりポイントがつきませんか? その点も、「梅ちゃん」は楽々クリア。安心してください、成長期の男の子のお茶碗サイズで出てきます。
最後に残る黒い液体。おいしい素。
基本的にお菓子やジュースで「○○味」とつけられないものは無味に分類しているのですが(ごはんとかお水とか)、しょっぱいものは単独でもおいしいのに無味のごはんと合わさると、なぜこんなにおいしいのでしょうか。
今日も人生の幸せを1回分消費しました、ごちそうさまでした。
文◎なるみや
中華風居酒屋 梅ちゃん (【旧店名】和よし)
東京都新宿区百人町1-24-13
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