冬でも暖かい日は『タイ料理』が食べたくなる......!|ビバ★ヒルメシッ! 文◎岡本タブー郎

2018年01月19日 

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実は私も辛いモノが苦手です......


久田さんにすっかり『辛いの苦手キャラ』が定着しているので今まで言い出せなかったのですが、昔っから辛いモノを食べると激怒するくらい嫌いです。

ところが、不思議なことにタイに仕事でしょっちゅう行くようになってから、辛いモノが多少食べられるようになってきました。もちろん、現地に滞在している時は辛い・辛くないは関係なく注文しています。

私が初めて覚えたタイ語は「ヤー・タム・ペッ・ナ(辛くしないで)」というくらいバリアーを張っていたんですが、結局タイ人が「辛さ控えめにしといたよ」という料理は全て私にとっては激辛。なので意味が無いことに気付いてからは気にしないことにしています。それに熱帯地方にいると辛いモノって結構すんなりと食えるんですよね。オリオンビールを内地で飲んでも「なんか美味くない」アレと同じです。

日本にいる時も、東南アジア料理のお店でメシを食うなら、もう辛いことは覚悟していますので問題はありません。インドカレーなんか、アホみたいに辛いですから滅多に行きませんが、行ったなら腹をくくります。

ただ、和食なんかで「ちょっとピリ辛にしてみた」というのは、正直意味が分からない。それは和食の仕事ではないだろう! と思います。


タイ料理の醍醐味はエビにあり


タイ料理といえば一般的に日本人に知られているのは、トムヤンクンとかカオパットクンとかでしょうか。この「クン」とはエビのことなんですが、私は現地でエビを山ほど食べるのを毎度の楽しみにしています。

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なんてったって安い。エビを大量に焼いてもらって「もういいよ」と止めるほど食べても300バーツ(約1,000円)くらいです。タイでは海沿いでも山あいでもエビがなぜか安くて、どこで採って来ているのは詮索していませんが、とにかくこれが美味しいんですよね。タイといえばエビですよ! ちなみにこの写真はウドンタニーというかなり内陸地で食べた時のものです。

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次に美味しいのが鶏肉です。写真は焼き鳥(ガイヤーン)です。その他には鶏のだしで炊いたご飯の上に蒸しどりを乗せたカオマンガイなんかも最高です。ハマりすぎて1日に3回位食べてたら完璧に太りましたが、そんなことどうでも良くなるくらい美味しいのです。あ、もうお気付きですか? そう「ガイ」は鶏のことです。

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90年代の半ばに日本では『平成の米騒動』が起きたことを覚えていますか? あの時、めっちゃくちゃ冷夏がやってきて、秋に取れるはずのお米が不足して大打撃を受けたんです。
その時に名乗りを上げてくれたのがタイランドでした。国内の備蓄米を全部日本に送ってくれたんです。先の大震災の時もタイは発電所を船で輸送してくれたりと、何かにつけて日本に親切にしてくれる国なんですよ。

ところが! 忘れもしません!!

日本人はタイ米をくそみそにコキ下ろしたんですよ。日本人が普段食べている米と、タイ米とは種類が違います。タイ米は炊いてもパサパサしているので、炒飯なんかにはすごく向いているお米なんです。調理の仕方がそもそも違っているお米なんですよね。それを日本人ときたら、譲ってもらっといて「まずい」だの「ぱさぱさしてる」だの文句を言い、完全拒否。知識がない自分たちが間違った調理をしているのに文句タラタラ。売れなすぎて確か2キロで500円以下の値段でした。

実は私はこの時に「タイ米ってうめえな」と初めて知ったクチです。もともと炒飯が好きだし、炊いただけの白米が苦手だったのもありますが、これはこれでイケるやん! と思ったものです。ですからタイに行った時は絶対にカオパット(炒飯)を食べます。暑さで疲れた体に染みるんですよね〜〜。あと、必ず付いてくる日本にはないキューリも味が薄くて大好き。

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たまにはちょっとグロい料理なんかに挑戦します。これ名前なんだったかなあ。チーン・ガイだっけ。鳥の足がたっくさん入っているスープです。泥や土の上を歩いている鳥を想像してしまうと食が止まってしまいますが、見た目に反して結構美味しいスープなんですよね。そりゃそうですよ、みなさん鶏ガラスープのラーメンなんて普段から食べてるじゃないですか。確かこれはチェンマイで食べました。

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で、やはり、タイ料理のお供はシンハー・ビールですよ。コンビニだと35バーツ(約120円)くらいかな。お店で頼むと1瓶300〜400円ほど。日がな一日、ボーっとしながらこのビールを飲んでいるのもタイ旅行の楽しみのひとつです。
ちなみにこのタイのビールは日本でも買うことができます。値段は3倍くらいしますが、美味しさはなぜか1/3です。

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しかし、現地に長くいるとタイ料理に飽きてきます。そんな時は数多ある日本料理店を訪れるわけですが、私はタイ国内のどこにでも必ずある「FUJIレストラン」のサバ・ステーキを食べに行きます。
これがねえ......タイ人用の味付けでまた美味しいんですわ! 鯖を焼いただけなんだけど、それをタルタルソースで食べるという定食。「ふああ〜そろそろ日本に帰るかな〜」なんて言いながら、元気になっちゃうメニューです。


さて、今日はタイ料理でいかがですか?


文◎岡本タブー郎

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