『ビバ★ヒルメシッ! 大阪編の第一回目は関西の入り口、京橋から。
早速ヒルメシではないのかもしれない。でも、ヒルメシの概念なんてそもそもその人の生活スタイルに合ったものなのだから、24時間呑める街・京橋ではこのお店は『ヒルメシ』として機能している様な気がする。
名前は「ゑびす」。
場所はみんな大好き街の代名詞、グランシャトーの斜め向かいで京橋駅からも2〜3分の距離。
そしてこの店の佇まい。これは行くでしょ。
店内はカウンターの立ち食いスペースとその後ろにテーブル6席ほど。そしてカウンターの上には手作りご飯物が。
メニューはこんな感じ
店の看板メニューはなぜか「極らうめん」なのだが、なんせ一度も食べたことがない。
ひたすら「天ぷらうどん」一択。
そして手作り弁当。
合計550円。来店初日からの正解を見つけ出してしまった。
独特のコクのある出汁に、大阪名物コシのない麺。素朴なお弁当。こんな安心するセットが朝まで食べれるなんて...。
実際定休日も分からなければ、開店閉店時間も不明。ただいつも寡黙なご主人とちょうどいい接客距離の奥さん二人でやっている。
お客さんも、呑み帰りの若者から今から出勤のホスト、ホステス、セットアップジャージの着こなしも見事なそちらの筋の方々に、静かに麺をすする女性など多種多様な人間模様を見れる。
そして何せお客さんみんな気が良い。テーブル席への注文を運ぶのは大抵、カウンターにいるお客さんだし、僕も数々の知らないおじさん、おばさんからビールを奢ってもらった。
この寒い季節に心も体もほっこりしたい時につい足を運んでしまう、そんなお店である。
文◎松井(Loft PlusOne West)
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